☩「キリストの到来に心の準備を、慌ただしさに惑わされないように」ー教皇、ご降誕を前に各国語で信徒たちに助言

The Pope in St. Peter's Square during the General Audience The Pope in St. Peter’s Square during the General Audience   (@Vatican Media)

(2025.12.17  Vatican News    Isabella H. de Carvalho)

 17日の水曜恒例一般謁見で、教皇レオ14世は言語ごとの信徒たちへの挨拶で、「待降節は、『準備し、祈り、省察する時』として重要であり、そうすることで、私たちは、クリスマスにキリストの誕生を迎えることができる」と強調された。

 教皇はまず、英語圏の信徒たちに向けて、「あなたがた一人ひとりと家族の皆さんが、神の子にして世界の救い主である新生児イエスの到来に備え、祝福に満ちた待降節を経験されるよう、祈ります」と語られた。

*キリスト降誕の場面の模型はクリスマスの重要な一部

 続けてイタリア語圏の信徒たちには、「クリスマスまであと数日となりました。皆さんの家庭では、キリスト降誕の神秘を象徴的に表現した降誕場面の模型が完成間近か、あるいは既に完成していることでしょう」とされ、バチカンはでは15日から、聖ペトロ広場とパウロ6世ホールにキリスト降誕の場面の模型が設けられているが、「信仰だけでなく、キリスト教文化や芸術においても重要なこの模型が、『人となって私たちの間に住まわれたイエス』を記憶するクリスマスの一部であり続けることを願います」と希望された。

*慌ただしい準備に囚われないように

 またフランス語圏の信徒たちへの挨拶では、クリスマスまであと一週間となった今、「この祝祭を深く生きるように、他の事柄に気を取られないように」と呼びかけられ、「祝祭の準備の慌ただしい動きに巻き込まれて表面的な体験に終わり、失望の余地を残すことのないよう注意しましょう。イエスの到来を待つ間、心を注意深く、警戒する時間をつくり、その愛に満ちた存在が、永遠に私たちの暮らしと心の宝となるようにしましょう」と呼びかけられた。

 ドイツ語圏の巡礼者たちに対しては、「待降節は、ためらいなくイエスを迎え入れることでクリスマスを準備するように、と招いています。イエスは私たちの希望。喜びをもって、誕生の祭りを待ち、確信を持って、『主イエスよ、来てください』と、共に祈りましょう」と招かれた。

 

*黙想と祈りでキリストの到来を迎えるように

 ポーランド語を使う信徒たちへは、「待降節の最後の日々を瞑想と祈りの時とし、告解の秘跡や霊的黙想を通して、キリストの到来に備えるように」と求められた。

 ポルトガル語圏の信徒たちへの挨拶では、「16日に始まった降誕までの9日間の祈りが伝統となっている地域もありますが、そうした祈りが、すべての人にとって、心を軽くし、間もなく訪れる神の御子の誕生に備える新たな機会となる。希望の聖母が、この霊的取り組みにおいてあなたがたと共に歩み、常にあなたがたとご家族を守ってくださいますように」と祈られた。

 そして、アラビア語圏の巡礼者たちに対しては、「キリスト教徒は神の愛と隣人愛に心を開くよう召されています。そうすることで真の平和と喜びに満たされるのです」と強く説かれた。

〇年内の一般謁見の日程

 水曜の一般謁見は、24日はクリスマスイブのため行われない。年末の31日に行われる。大みそかに一般謁見が行われたのは、50年前の1975年、聖パウロ6世教皇の時代以来だ。なお、20日土曜日には、聖年特別謁見が行われる予定だ。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2025年12月18日