教皇レオ14世、ウクライナのゼレンスキー大統領を迎えて 2025年7月9日 ローマ近郊カステルガンドルフォ (ANSA)
(2025.7.9 Vatican News Francesca Merlo)
教皇レオ14世が9日午後、夏季休暇のため滞在中の教皇離宮カルテルガンドルフォで、ウクライナのゼレンスキー大統領とお会いになった。
ゼレンスキー大統領は、7月10日と11日ローマで開かれるウクライナ復興会議のためにイタリアを訪れている。
教皇離宮内ヴィッラ・バルベリーニに大統領を迎えた教皇は、ウクライナで続いている戦争と、対話を通じて平和を追求する緊急の必要性が話し合われた。
バチカン報道室が同日夕に発表した声明によると、会談は、ウクライナにおける敵対行為の終結と、戦争の公正かつ永続的な解決策を見出すための努力を中心に行われ、教皇は、戦争の犠牲者への哀悼の意を表し、ウクライナ国民に対し、祈りと継続的な寄り添いを約束された。
教皇はまた、囚人のロシアとの相互釈放と、ロシアに拉致され、家族と離ればなれになったウクライナの子供たちの帰還に向けた取り組みを願われ、バチカンがウクライナとロシア両国の代表者をバチカンに迎え、交渉の機会を設ける用意があることを改めて表明された。
会談後、ゼレンスキー大統領は記者団に短い挨拶を行い、「教皇が会談に応じ、私たちをお迎えくださったことを大変うれしく思います」と述べた。特に、ロシアに拉致されたウクライナの子供たちの問題に関して、教皇とバチカンの支援に感謝するとともに、「これは非常に重要な問題です。私たちはこの問題について話し合ってきました」とし、子供たちを速やかに親族の元に返還する必要性を強調した。
また大統領は、ウクライナの平和実現への努力を改めて表明し、「もちろん、私たちは平和を望んでいます。戦争の終結を望んでいます。バチカンと教皇が、この戦争を終わらせるためのロシアとのハイレベル会合の場を提供してくださることを強く期待しています」と語った。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)