☩「イエスは私たちの霊的な渇きを癒される」教皇、四旬節第3主日の正午の祈りで

 

(2026.3.8 Vatican News )

 教皇レオ14世は8日、四旬節第3主日の正午の祈りに先立つ説教で、この日のミサで読まれたヨハネ福音書の箇所を取り上げ、注意深い奉仕、真の弟子としての歩み、霊的な刷新を呼びかけられた。教皇は、

 井戸の傍でのイエスとサマリアの情勢の対話の場面で、教皇は「イエスが人間の霊的渇きにどう応えるか、また信者たちに真の弟子としての生き方を求めるか」を示しておられる、とされ、「イエスとの出会いは、各人の心の奥底に、永遠の命へと湧き上がる泉を呼び覚ますのです」と強調された。

命の源としてのイエスとの出会い

 そして、四旬節が「神の恵みの体験を妨げる障害」から、私たちの心を解放する特別な時である、とされ、オランダ系ユダヤ人作家エティ・ヒレスムが記した言葉-「神が石や砂の下に埋もれているように見える時、神は再び掘り起こされねばならない」-を取り上げ、弟子たちがサマリアの女と語るイエスに驚いた様子に注目、彼らが当初イエスの使命を受け入れるのをためらっていたことを指摘された。

自覚と奉仕への呼びかけ

 はまた、イエスがサマリアの女と話すことへの弟子たちの反応について考察され、彼らの驚きと消極性を指摘。「周囲を見渡す必要があります。畑が収穫期を迎えているのが見えるでしょう」として、神の恵みがすぐには見えなくても、それを認識する必要性を強調。そしてキリスト教徒の模範として、イエスの注意深さ、敬意、そして判断をしない姿勢を示された。

女性伝道者としての役割

 教皇はまた、多くの女性伝道者の先駆けとなったサマリアの女性の役割について考察され、彼女の証言は共同体を信仰へと導き、「出会った人に時間を忘れて注意を向けることの素晴らさ、を示したのです」と述べられた。

平和と一致への呼びかけ

 そして、教皇は説教の結びで、信者たちに「真理と正義を渇望する者たち」に仕えるにあたり、教会の母マリアの取り次ぎを求めるよう促された。そして「この奉仕は分断を超越しなければなりません」と、「私たち」対「彼ら」という思考を戒められ、「神を礼拝する者は、霊と真理をもって神を礼拝する平和の人となることを求めるのです」と強調された。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2026年3月8日