Pope Leo XIV kisses the book of the Gospels as he begins Rome’s diocesan assembly at St. John Lateran on September 19, 2025 (@Vatican Media)
(2025.11.17 Vatican News Devin Watkins)
17日のカトリック聖書連盟との会合で、教皇レオ14世は、聖書学者や司牧者たちに「神の言葉を、全ての人々、特にデジタル空間で容易にアクセスできるように」と促された。若い世代がキリストに出会えるようにするためだ。
教皇、カトリック聖書連盟のメンバーとの会合で、まず、「神の言葉への奉仕」に対する感謝を表明された。
そして、第二バチカン公会議の「神の啓示に関する教義憲章『Dei Verbum(神の言葉)』」公布60周年と同憲章によって信者たちが聖書に容易にアクセスできるようにし、あらゆる場所で尊ばれるよう求められたことを振り返られた。
続けて教皇は、この文書が「強い願望、確固たる信念、司牧的アプローチを今に伝えています」とされ、「『神の言葉』の教えは明確です… 私たちは『畏敬の念をもって神の言葉を聞き、信仰をもってそれを宣べ伝える』よう召されている。そして『聖書への容易なアクセスは全てのキリスト教信徒に提供されるべき』なのです」と強調された。
「カトリック聖書連盟も同様の目標を共有しています… 神の言葉を司牧活動の核とし、教会の活力ある霊感の源として提供することを目指しています」とされた教皇は、聖書学者たちに、「自らの使命への忠実さを新たにするように… その使命は、ケリグマ、すなわち私たちの主イエス・キリストの『救いの神秘』を宣べ伝えることに他なりません。教会は、キリストに、注意深く、愛をもって耳を傾けることで、常に福音から命を得ているのです」「聖霊の導きのもと、教会は、福音から自らの歩むべき方向を絶えず再発見します。聖霊は、万事を教え、御子が語られたことをすべて思い起こさせてくれるのです」と指摘された。
次に教皇は、現代における「聖書への容易なアクセス」について考察され、「信徒に、聖書を読むよう奨励せねばなりません… 人間の言葉で表された神の愛と個人的に出会うためです」と述べられるとともに、「今日、新たな世代の人々は、新たに出来上がった『デジタル環境』に住むようになっており、そこでは神の言葉が容易に覆い隠されてしまいます… 新たな共同体は、聖書とはあまり触れることがなく、しばしば、特定の利害によって歪められた文化的空間に置かれている」と警告。
そして、カトリック聖書連盟のメンバーに対し、次のように求められた—「神の言葉を聞いたことのない人々が、(神の言葉である)聖書にアクセスできるよう、教会が最善の支援をどう行えるかを自問してください。自らへの問い掛けが、聖書への新たな福音宣教の形態を生み出し、聖書への道を開くことを願います。そうして神の言葉が人々の心に根を下ろし、すべての人を神の恵みの中で生きさせるように」と述べた。
最後に教皇は、すべてのキリスト教徒に対し「聖書が『生ける神の霊によって書かれた、インクではなく生ける神の霊によって記された生ける手紙』となり、この世に満ちる多くの声よりも神の言葉が最優先であることを証しするように」と呼びかけられた。そして、「神の母であり、御言葉が肉となった胎である聖母マリアが、我々に聴く術を教え、御言葉への従順を強め、主を賛美する道へと導いてくださいますように」と祈られ、講話を締めくくられた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)