(2026.2.2 Vatican News )教皇レオ14世は、アイルランドのブラックロック・カレッジの元生徒であるデイヴィッド・ライアンと面会し、
教皇レオ14世は2日、アイルランドの性的虐待被害者、デイビッド・ライアン氏と面会され、彼と亡き兄マーク氏がカトリック系中等学校で受けた虐待の話をお聴きになった。
彼は2022年11月に放送されたアイルランドのRTÉラジオ1のドキュメンタリー番組に出演し、二人に対する性的虐待について訴えていた。彼らは12歳から17歳まで、ダブリン州のブラックロック・カレッジとその付属予備校ウィロー・パークに通っていた。
教皇との面会後、ライアン氏は記者団に対し、「教皇は、私の虐待被害の証言に真剣に耳を傾けてくださった」と言い、教皇が「今日、あなたが私に話したことが、他の被害者も声を上げるきっかけになれば」と語られたことを明らかにした。そして、「まさに私が望むのは、他の被害者が名乗り出ることであり、教皇はその思いを理解しておられました」と述べた。
また、彼は、「教皇が、被害者とその家族への深い同情と共感を示しておられる、感じました。私の苦しみ、家族の苦しみ、そしてまだ声を上げていない他の生存者たちのことをお聴きになり、教皇は深く悲しんでおられました。そのお気持ちは本物だと分かります…本当に、声を上げて良かった」と語った。
ライアン氏は、「虐待が自分の責任ではなく、加害者側の責任だ、と気づくまでに40年かかりました」とも述べた。
面会の際、ライアン氏は教皇にキルデアの聖ブリジッドの襟ピンを贈った。前日の2月1日はアイルランドの聖ブリジッドの祝日だった。教皇に、兄マーク氏の写真も見せた。マークもブラックロック・カレッジで虐待を受けていたが、2023年に62歳で急死していた。
ライアン氏は教皇との面会を振り返り、「素晴らしい体験でした。決して忘れません。絶対に忘れません。教皇の誠実さ、共感力。私の痛みを理解しておられました。ご自分が経験したわけではないが、私が、そして、私の家族が経験した苦痛を彼は知っておられたのです」と語った。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)