
(2026.1.14 VaticanNews Deborah Castellano Lubov)
教皇レオ14世は14日、水曜恒例の一般謁見で、先週から始められた『第二バチカン公会議の恵み』(仮題)をテーマとする連続講話をお続けになり、今回は公会議の「最も美しく重要なものの一つ」である『神の啓示に関する教義憲章(Dei Verbum』)に焦点を当てられた。
「私はもはや、あなたがたを僕とは呼ばない。僕は主人のしていることを知らないからである。私は、あなたがたを友と呼んだ。父から聞いたことをすべてあなたがたに知らせたからである」(ヨハネ福音書15章15節)。
教皇は、ヨハネ福音書のイエスの言葉を引用して講話を始められた。そして、『神の啓示に関する教義憲章』に焦点を当て、「公会議が発出した最も素晴らしく、重要な文書の一つ。イエスが私たちに、友人となるよう招かれたことを、思い起こさせます」と指摘。
そして、「これはキリスト教信仰の根本的な点であり、『神の言葉』が私たちに思い起されること。イエス・キリストは、人間と神との関係を根本的に変え、それ以降、友情の関係となりました。ですから、新しい契約の唯一の条件は『愛』なのです」と説かれた。
*神は、私たちを子とされる
続けて教皇は、「私たちは神とは等しくなく、創造主の被造物に過ぎない以上、神と人間の関係は、常に非対称です。それにもかかわらず、御子が人間の肉体を帯びて来られたことで、神の契約は最終目的へと開かれました」とされ、「イエスにおいて、神は私たちを息子と娘とし、脆い人間性の中にあっても、御自身に似た者となるよう招かれるのです」と強調。
このことを念頭に、教皇は信者たちを「聴くこと」の必要性に注意を向けられ、「それは、神の言葉が、私たちの心と魂に浸透するために、また神と語り合うために。神が既に知っていることを伝えるためではなく、自らを自らに明らかにするためにです」と語られた。
*日々、祈りの時間を確保しよう
そして「これが、祈りが、私たちの生活と、主との友情を育むうえで、極めて重要である理由です。まず第一に、典礼的・共同体の祈りにおいてそうすること。そこでは私たちが神の言葉から何を聞くかを決めるのではなく、教会を通して神ご自身が私たちに語りかけるのです。この典礼の祈りは、心の内面と精神の中で行われる個人的な祈りによって達成されます」とされ、そうした理由から、「祈り、黙想、内省に捧げる時間は、キリスト教徒の一日や一週間から欠けてはなりません」と強調された。
最後に教皇は、「友情が『断絶』や怠慢によって、いかに簡単に終わるかを、私たちは経験から知っています。イエスは私たちに友となるよう呼びかけておられる。この呼びかけを無視してはなりません。この関係を進んで結び、大切にすることで、神との友情こそが、私たちの救いであることに気づくでしょう」と強調された。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二=聖書の引用の翻訳は「聖書協会・共同訳」を使用)