Pope Leo XIV at Wednesday General Audience (@VATICAN MEDIA)
- (2025.11.19 Vatican News Deborah Castellano Lubov)
教皇レオ14世は19日の聖ペトロ広場での水曜恒例一般謁見で、連続講話「イエス・キリスト、私たちの希望」を続けられ、「イエスは私たちに、『方向転換』し、『歴史を変える』ことを求めておられる… 信仰を持つ者として、困窮する人々を助け、環境を守るために声をあげるように」と、信者たちを促された。
講話で教皇はまず、「キリストの復活と、それが現代世界の課題に与える影響」について考察され、「私たちが努めれば、キリストの救いの御業が、すべての人間関係、特に神、他者、被造物との関係を変革することができます」と指摘。
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復活の朝にマグダラのマリアが振り返ってイエスを見たように、「私たちもキリストの蒔かれた希望の種が実を結び、私たちの心を改め、直面する課題への対応の仕方を改めるよう、努めねばなりません」と説かれた。
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そして、福音記者ヨハネが他の福音書には見られない細部を私たちの注意に喚起していることに注意を向けられ、「マグダラのマリアは、空の墓のそばで泣いていた時、復活されたイエスをすぐには認識せず、墓守だと思った。しかし、それは、決して全くの誤りでありませんでした」とされ、「彼女はもう一度、自分の名を呼ばれ、新しくする方—福音書の別の箇所で『見よ、私は全てを新しくする』(ヨハネの黙示録21章5節)と語る方―によって自らの使命を理解する必要があったのです」と語られた。
- また教皇は、故フランシスコ教皇が2015年の回勅『ラウダート・シ』で「瞑想的な視線の必要性を強く示されました。『もし人間が園の守護者でなければ、破壊者となる』と。ですから、「キリスト教徒の希望は、十字架にかけられた方が種として蒔かれ、再び立ち上がり多くの実を結ぶために住まわれた園に留まることで、今日、全人類が直面する課題に応えるのです」とされた。
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さらに、「楽園は失われたのではなく、再び見出されたのです。そのように、イエスの死と復活は、総合的なエコロジーの霊性の基盤。この基盤を離れては、信仰の言葉は現実に根ざさず、科学の言葉は心の外に置かれたままです」と指摘。 「それゆえに、私たちは『生態学的回心』について語る。キリスト教徒は、イエスが求める方向転換から、それを切り離すことはできません」と言明された。
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そして、「復活の朝、マリアが『方向を変えた』ことは、この証しです。回心を重ねることで初めて、涙の谷を越えて『新しいエルサレム』へと至ります」とされ、「この霊的な回心から始まる通過儀礼は、歴史を変え、公的な関与を促し、今や子羊なる羊飼いの名と力によって、人々や生き物を狼の渇望から守る連帯を活性化させる。教会の息子、娘たちは今、貧しい者たちと地球の叫びを聞き、心に響かせた何百万もの若者や善意ある男女と出会うことができるのです」と強調された。
講話の最後を教皇は、次の祈りで締めくくられた—「聖霊が、声なき者たちの声に耳を傾ける力を、私たちに与えてくださいますように。そうすれば、目にはまだ見えないものが見えるようになるでしょう。それは、私たち自身が自らの使命を受け入れ、果たすことによってのみ到達できる、あの園、すなわち楽園なのです」。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)