(2023.12.31 Vatican News By Linda Bordoni)
教皇フランシスコは2023年最後の12月31日の正午の祈りの説教で、この年に世界中で暴力と戦争によって打ち砕かれた何千もの命のために祈り、これらに「関与」している人々に良心の声に耳を傾けるよう呼び掛けられた。
説教で教皇はまず、「年の終わりに、私たちは勇気を持ってこう自問しましょう。『武力紛争によってどれだけの命が砕かれたのか?』『どれだけの人が亡くなったのか?』そして、『どれだけの破壊が、どれだけの苦しみが、どれだけの貧困が起きているのか!』」と語られた。
そして、世界中の武力紛争に関わっている人々に「良心の声に耳を傾ける」よう呼び掛け、 「紛争に関わる人々が良心の声に耳を傾けますように!」 と祈られた。
教皇の説教は、暴力、死、破壊、強制退去によって荒廃した一年についての悲しい反省に続いて行われ、特に、クリスマスイブに集団暴力で140人以上が死亡、さらに多くの負傷者が出たナイジェリアのプラトー州での悲しいクリスマスを思い起された。