バンコク都心を悠々と流れるチャオプラヤー川(แม่นำ้
タイに行って間もない頃、友人の案内で交通渋滞を避け、 河川の乗合船で水飛沫を浴びながら、清々しい気分で修院に帰りまし た。
日本などから友人が来ると、河口近くから終点船着場まで上り下り、 案内しながら尽きぬ語らいを楽しみ両岸の景色も満喫。 大河に架かる橋の数々、両側に引かれている運河路、 河川の恩典に預かるタイの人々のありのままの生活信仰文化に触れ 、親しみを感じさせてくれました。
水に親しむタイの人々と長年、共に生き、 自身の水意識と共生も豊かになったなぁ、と思います。水(น้ำ ナム)の付く単語にも大変興味を持ちました。
例えば、ナム(水)+チャイ(心)+ディー(良い)=นำ้ใจดีは、「優しい」「親切」「思いやり深い」の意味で、 そんな心の持ち主でありたい、と人々は常日頃努めています。 常夏の国、どこへ行っても跪坐して冷たいお水が差し出されます。
湯船に浸かるのではなく「シャワーを浴びる」は、アップナム( อาบน้ำ=水浴び)をすると言い、 清潔さっぱり好きのタイ人、日に何度でも「アップナム」。
タイ語で「お手洗い」は、ホーン(部屋)+ナム(水)=ห้องน้ำ と言って、用を足してシャワーが出来る所、まさに「水のお部屋」、 素敵な名前ですね。
お手洗いで思い出しました。先日の日曜日も、 姉妹たちと都内の教会に本の紹介販売に出かけました。ミサ後のお知らせで、『 声に出して読む7歳からの聖書』(齋藤孝著)、私の書による日めくりの『 愛と平和の使者マザーテレサ』を紹介させていただき、母が「日めくりはお手洗い—”大切な便り所”に飾るといい。決して失礼にはならないから」と言っていたことを付け加えましたら 、どっと笑いが。そして『お便所に置く日めくりをください」と買いに来られた方があり、修道院に戻って 夕食の楽しい話題になりました。
「水の心( นำ้ใจดีナムチャイディ)」を大切に、 神の摂理の流れに乗って日々を捧げ、励んでいます。 みなさん、お元気で暑い夏を乗り切ってください。合掌。