・東京教区・「平和旬間の祈り」と「祈りの短冊」

(2020.8.8 カトリック・あい)

 8月15日は第二次世界大戦の終戦の日、今年は75回目を迎えるが、日本の教会では例年、8月6日から15日を平和旬間として、様々な記念行事を行っていたが、今年は新型コロナウイルスの大感染が続いていることから、ほとんどの行事を中止している。東京教区では、8日午後6時から動画配信による記念ミサを行うが、以下の平和旬間の祈りを、各教会のミサでも、家庭でも唱えるように勧めている。また、以下の要領で「祈りの短冊」を15日まで募集し、東京教区ウエブサイトに特設のページを作り、掲載する。

 

*【2020平和旬間の祈り】

 平和の源である神よ、今、世界の人々は苦しみの中にいます。苦しみのうちから叫ぶ祈りに心を留めてください。

 第二次世界大戦が終わって75年の節目の年にあたり、戦争の犠牲となったすべての人、特に原爆によって命を奪い取られた方々の無念さに心を向けて祈ります。時間の経過とともに戦争の無意味さを忘れがちな私たちに、あらためて、戦争を繰り返さない知恵と勇気をお与えください。昨年、日本を訪れ、「すべてのいのちが尊重されなければならない」とメッセージを発信した教皇フランシスコの言葉に力づけられて、私たちが平和の実現のために働く者となりますように。

 新型コロナウイルスの感染を防ぐために、平和旬間のいろいろな企画を中止せざるを得なくなった私たちの思い、今、痛みや苦しみの中にいる方々、特に、新型コロナウイルス感染症で苦しむ方々、集中豪雨の被災の中にいる方々の思いを受け取ってください。そして、苦しむ人に寄り添う方々、特に、感染の終息のために働く医療従事者と、自然災害からの復興のために働く方々をお守りください。

 それぞれの場に置かれている全ての人を主キリストを通して一つに結びつけてください。困難の中にあっても聖母マリアの寄り添いへの信頼を失うことがないように、私たちをお守りください。

 私たちの主、イエス・キリストによって。アーメン。

 

*「2020平和旬間 祈りの短冊」募集

 今年も平和旬間を迎えるにあたり、東京教区では「2020平和旬間 祈りの短冊」を募集いたします。条件は・100字以内で、今年の社会状況を思い、平和を願う祈りであること。募集期間は本日8月4日から8月15日まで。お寄せいただいた祈りは東京教区ウェブサイトの中に特設ページを作って掲載いたします(事務局の判断で掲載を見送る場合があります。ご了承ください)。掲載の際にお名前を載せることはありませんが、投稿の際は記名でも匿名でも構いません。多くの方からの投稿をお待ちしています。一人の祈りを皆の祈りへとつなげていきましょう!

投稿は inorinotanzaku@gmail.com <inorinotanzaku@gmail.com>へ。

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2020年8月8日