Asian bishops and Church leaders engage in small-group discussions during the FABC Bishops Seminar on Synodality in Samphran, Thailand. Photo: Catholic Social Communication Thailand (CSCT)
(2025.9.27 Vatican News By Chainarong Monthienvichienchai, LiCAS News)
アジア各地から50人以上の司教と教会指導者が9月22日から26日にかけてバンコク西郊のサンプランに集まり、来年バリで予定されるアジア司教協議会連盟(FABC)総会に向け、教会におけるシノダリティ(共働性)についての考察を深めるための会合を開いた。
この会合は「FABCのシノダリティ(共働性)に関するセミナー」で、23日にタイカトリック司教協議会副会長のアンソニー・ウェラデット・チャイセリ大司教が司式するミサで幕を開けた。同大司教はLiCASニュースに対し、会合の目的を「昨秋の世界代表司教会議(シノドス)総会の最終文書を共に学び、理解し、各教区の対応を振り返り、アジアの教会がこれを実践する方法を検討すること」と説明した。
この会合で、参加者たちは、シノドス総会に倣い、講義、祈りに満ちた省察、小グループでの意見交換を行った。
小グループは9つに分かれ、①シノドス最終文書とFABCの2022年バンコク文書の関連性②アジア全域におけるシノダリティ(共働性)の取り組みの状況③シノダル(共働的)教会における透明性と説明責任の必要性、の三つのテーマについて意見を交換した。
チャイセリ大司教は、沈黙・傾聴・合意形成を特徴とするアジアの黙想的識別法が、世界的なシノダリティ(共働性)の手法である『霊における対話』と密接に合致する、と指摘した。
この会合は、昨年11月に発表された最終文書と今年3月のバチカン・シノドス事務局のマリオ・グレック局長による2028年の世界教会会議に向けた”シノドスの道”の枠組み提示を受け、世界の教会が最終文書の実施段階に入る中で開かれた。
2028年まで続く”シノドスの道”では、司教たちが明確な目標とタイムラインを設定すると同時に、教会のあらゆる分野にわたる幅広い参加を確保することが求められる。これには聖職者や信徒だけでなく、若者、周縁化されたコミュニティ、シノダルプロセスに懐疑的な人々も含まれる。カトリック系学校、病院、刑務所、デジタルプラットフォームも、修道会や信徒運動と共に役割を果たすことが期待されている。
「これらの取り組みは、アジアの教会がシノダリティ(共働性)を深め、交わりを強化し、教会内のシノダリティの道を歩み、教皇レオ14世の指導のもとで世界の教会がより緊密な一致を保とうとする願望の高まりを反映したものだ」とチャイセリ大司教は語っている。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)