祈りの意向

・5月・聖母月の家庭でのロザリオの祈り+教皇の祈りの意向「助祭のために」

♰「5月は聖母月、家庭でロザリオの祈りを」ー教皇の世界の信徒宛て書簡と祈り

 5月はカトリック教会では「聖母月」。教皇フランシスコが世界の信徒に宛ての「家庭で、ロザリオの祈りの素晴らしさを再発見する」ことを勧める書簡で、信徒たちの祈りを助けるための二つの祈りが添えられている。

 教皇の書簡と二つの祈りは以下のとおり。(2020.4.25 バチカン放送)

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 親愛なる兄弟姉妹の皆さん 五月に、神の民は、特別な熱心さをもって、乙女マリアへの愛と崇敬を表します。家庭において家族で唱えるロザリオの祈りは、この月の伝統となっています。

 新型コロナウイルスの世界的大感染によって強いられている状況の下で、計らずも見出されることになったこのような「家庭の価値」は、霊的な観点からも認識されます。

 こうしたことから、私はすべての皆さんに、この五月、ロザリオの祈りの素晴らしさを家で再発見するよう、お勧めしたいと思いました。ロザリオは、皆さん一緒に唱えても、一人で唱えても構いません。どちらの可能性も大切にしながら、その時々の状況に応じて、選んでください。

 いずれにしても、ロザリオの祈りをするには秘訣があります。それは「単純さ」です。もう一つは、祈りを行うための「良いパターン」を見つけることです。それはインターネットでも見付けられるでしょう。

 さらに、私は、皆さんに、聖母に対する二つの祈りを用意しました。ロザリオの終わりに唱えることができるでしょう。私自身も、皆さんと霊的に一致して、五月にこれを唱えたいと思います。皆さんが唱えられるように、この二つの祈りを、書簡に添えたいと思います。

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん、キリストの御顔を、マリアの心をもって共に観想しましょう。私たちの母であるマリアは、私たちを霊的家族として、一段と一致させ、私たちがこの試練を乗り越えられるように助けてくださるでしょう。私は、最も苦しむ人をはじめ、皆さんのために、お祈りしたいと思います。皆さんも、どうか、私のためにお祈りください。心からの感謝と共に、皆さんに祝福をおくります。

 ローマ、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ、2020年4月25日 聖マルコ福音記者の祝日に

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聖母への祈り1 世界一美しい彫刻ピエタとミケランジェロの理想 : アートの定理

 マリアよ、

 あなたは救いと希望のしるしとして 私たちの歩みを照らしてくださいます。

 あなたに病者たちの健康を託します。 あなたはイエスと苦しみを共にされ 揺るがぬ信仰をもって 十字架の下に留まられました。

 ローマ人の救いである、マリアよ、あなたは私たちの必要を知り それに配慮してくださることを 私たちは確信しています。

 ガリラヤのカナでの出来事のように この試練の時を経て 喜びと祝祭が戻りますように。

 神の愛の御母よ、助けてください。 私たちが御父の御旨にかなう者となり イエスがお命じになることを行えますように。

 イエスは私たちの苦しみを引き受け 私たちの苦悩を自らに背負われました。

 十字架を通して 私たちを復活の喜びに導くために。 アーメン。

 聖なる神の御母よ、 あなたの御保護に寄りすがり、御助けを求めます。

 試練の中にある私たちの祈りをさげすまないでください。

 栄光ある、祝福された乙女よ、私たちをあらゆる危険から守ってください。

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聖母への祈り2

 「聖なる神の御母よ、御保護に寄りすがり、御助けを求めます」

 全世界を揺さぶる、この苦しみと不安に満ちた劇的状況の中で、神の御母、私たちの母よ、あなたの御保護に寄りすがり、御助けを求めます。

 乙女マリアよ、この新型コロナウイルスの感染拡大の中で、私たちに慈しみ深い御まなざしを注いでください。

 愛する者を亡くし、ぼうぜんとし、悲しむ人々を慰めてください。これらの亡くなった方々は、時には痛ましい方法で埋葬されました。

 感染防止のために病者のそばにいられず、苦悩する人々を支えてください。

 不確かな未来と、経済と仕事への影響のために、不安の中にいる人に信頼を与えてください。

 神の御母、私たちの母よ、私たちのために、慈しみ深い御父にお祈りください。このつらい試練が終わり、希望と平和を再び未来に見出せますように。

 カナであなたがそうなさったように、神なる御子にお願いしてください。患者や犠牲者の家族を励まし、彼らの心を信頼へと開いてくださるように、と。 

 医師や、看護師、医療関係者、ボランティアたちをお守りください。彼らはこの危機の中第一線に立ち、他の人々の命を救うため、自分の命を犠牲にしています。彼らの英雄的な努力を支え、彼らに力と愛と健康をお与えください。

 朝晩、患者を見守る人たちや、司祭たちに寄り添ってください。彼らは、司牧的配慮と福音的努力のために、皆を助け、支えようとしています。

 聖なる乙女よ、科学者たちの精神を照らし、このウイルスに勝つ正しい方法を見出させてください。

 国々の責任者たちを支えてください。彼らが賢明と配慮と寛大さをもって、生活の必要に事欠く人々を助け、先見の明と連帯精神のもとに、社会・経済的解決策を計画できますように。 

 至聖なるマリアよ、軍備拡張と増強のための莫大な費用が、未来の同様の災害を防止するための正しい研究促進に向けられるよう、彼らの良心に触れてください。

 愛する御母よ、すべての人を結ぶ絆の自覚のうちに、私たちがただ一つの大きな家族に属しているという意識を、世界に育ててください。

 私たちが兄弟愛と連帯の精神をもって、多くの貧困と悲惨な状況を助けることができますように。

 信仰に固くとどまり、忍耐強く奉仕し、絶えず祈ることができますように。

 苦しむ人の慰め手なるマリアよ、試練にあるあなたのすべての子らを抱擁し、神がその全能なる御手をもって私たちをこの恐ろしい感染症から解放してくださり、そして、私たちが安心のうちにいつもの生活を取り戻せるよう、どうか神にお祈りください。

 私たちは、あなたにより頼みます。あなたは私たちの歩みを救いと希望のしるしとして照らしてくださいます。慈しみ深き、慈悲あふれる、優しき乙女マリアよ。 アーメン。

(編集「カトリック・あい」=表記は当用漢字表記に修正してあります)

(2020.5.5 バチカン放送) 教皇フランシスコは、2020年5月の祈りの意向について、ビデオを通し、以下のようなメッセージをおくられた。

 「助祭は、副司祭とは異なります。助祭は、聖職者に属すると同時に、家庭において、家庭と共にある召命を生きます。彼らは、苦しむイエスのみ顔を持つ、貧しい人たちに奉仕します。助祭は、教会における奉仕の番人です。みことばへの奉仕と貧しい人々への奉仕に忠実である助祭が、全教会を活き活きとさせるシンボルとなることができますように」

2020年5月1日

・教皇の新型ウイルスに苦しむ世界の為の祈り・日本の教会の祈り・教皇の4月の祈りの意向-依存症からの解放の為に

*教皇の新型コロナウイルスに苦しむ世界の為の祈り

  教皇フランシスコは24日、ビデオを通し、新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な危機にある世界のために共に祈ろうと呼びかけられた。 (2020.3.24 バチカン放送)

 感染拡大が止まらず世界が試練に立たされる中で、教皇は、ビデオを通し、共に祈ろうと、キリスト者とすべての善意の人々に、次のように訴えられた。

 「病者のため、苦しむ人々のために、皆で一緒に祈りましょう。

 聖なる神の御母よ、あなたの保護のもとに私たちは身を寄せます。試練に置かれた私たちの祈りを、さげすまないでください。栄光ある、祝福された乙女よ、私たちをあらゆる危険から守ってください。

 今この時、皆で一致し、帰属するあらゆる宗教を超えて祈っておられる、すべてのキリスト者の方々、すべての善意の皆さまに感謝します」

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*日本の教会の新型ウイルス感染症に苦しむ世界の為の祈り

 いつくしみ深い神よ、新型コロナウイルスの感染拡大によって、今、大きな困難の中にある世界を顧みてください。

 病に苦しむ人に必要な医療が施され、感染の終息に向けて取り組むすべての人、医療従事者、病者に寄り添う人の健康が守られますように。

 亡くなった人が永遠のみ国に迎え入れられ、尽きることのない安らぎに満たされますように。
不安と混乱に直面しているすべての人に、支援の手が差し伸べられますように。

 希望の源である神よ、わたしたちが感染拡大を防ぐための犠牲を惜しまず、世界のすべての人と助け合って、この危機を乗り越えることができるよう、お導きください。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

 希望と慰めのよりどころである聖マリア、苦難のうちにあるわたしたちのためにお祈りください。(2020年4月3日 日本カトリック司教協議会認可)

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 教皇フランシスコは、2020年4月の祈りの意向をめぐり、ビデオによるメッセージをおくられた。(2020.4.2 バチカン放送)

 「依存症の悲劇について、皆さんももちろんお聞きになっているでしょう。皆さんは、ギャンブルや、ポルノ、インターネット、そしてバーチャル空間への依存についても、考えたことがありますか。『いつくしみの福音』に支えられ、私たちは新しい依存症に関連する多くの苦しみを、和らげ、ケアし、癒すことができます。依存症に苦しむ人々が、支援と寄り添いを受けることができるよう、祈りましょう」

 

2020年3月25日