祈りの意向

7月の教皇と日本の教会の祈りの意向

■7月の教皇と日本の教会の祈りの意向

*教皇の意向: 病者への司牧的ケアのために

「病者の塗油の秘跡が、それに授かる方とその方の愛する人たちに主の力を与え、誰の目にも『共感と希望のしるし』として映し出されますように」

(2024.7.2 バチカン放送)

 教皇フランシスコは、2024年7月の祈りの意向について、次のようなビデオメッセージをよせられた。

 「今月は病者への司牧的ケアのために祈りましょう。病者の塗油は、臨終にある人のためだけの秘跡ではありません。これをはっきりさせておくことが重要です。司祭が塗油の秘跡のために、ある人に近づく時、それは必ずしもこの世との別れを助けているわけではありません。そう考えるなら、あらゆる希望を失ってしまいます。それは『司祭の後には葬儀業者がやって来るのだ』と思い込むことです。病者の塗油は、「癒し」と「回復」の秘跡の一つであり、魂を癒すものです。ある人が重い病状にある時、病者の塗油を授けることが勧められます。そして、ある人が高齢である場合、病者の塗油を受けるのは良いことです。祈りましょう。病者の塗油の秘跡が、それに授かる方とその方の愛する人たちに主の力を与え、誰の目にも『共感と希望のしるし』として映し出されますように」。

(編集「カトリック・あい」)

*日本の教会の意向: 難民のために

「命がけで国を離れる難民が、行く先々で出会う人を通して神のいつくしみの心に触れ、安全で安心した生活を送ることができますように」

2024年6月29日

■6月 の教皇と日本の教会の祈りの意向

■6月 の教皇と日本の教会の祈りの意向

https://youtu.be/dCMyBxoalqA
 (2024.5.28 バチカン放送) 教皇フランシスコは、2024年6月の祈りの意向について、次のようなビデオを通しメッセージをおくられた。

  「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、今月は祖国から逃れる人々のために祈りたいと思います。

戦争や貧困から逃れるために祖国を後にせざるを得なかった人々の辛い体験に、もといた場所から引き離されて、自分の居場所がわからなくなる感覚がしばしば加わります。さらに、到達したある国々では、移民は恐れと共に、脅威とみなされます。すると、そこには壁の幽霊が現れます。家族を隔てる地球上の壁、そして心の壁です。

私たちキリスト者はこの考え方を共有することはできません。移民を受け入れる者は、キリストを受け入れるのです。私たちは、移民の権利と尊厳を守る社会的・政治的文化を推進しなくてはなりません。そして、彼らの成長の可能性と、統合を支援しなくてはなりません。移民は、見守られ、支えられ、統合される必要があります。

祈りましょう。戦争や飢餓から逃れ、危険と暴力に満ちた旅路を余儀なくされた移民が、受け入れ国で歓迎され、新しい生活の機会を見出すことができますように」

*日本の教会の意向: 病に苦しむ人たちのために

「キリストの犠牲に合わせて、病の苦しみを捧げる人たちが、キリストが与えてくださるいやしの恵みにあずかることができますように」

2024年5月29日