(2025.12.6 Vatican News)
中国で5日、フランシスコ李建林師の司教叙階式が行われた。李師の司教叙階は、今年8月11日に、教皇レオ14世がバチカンと中国の司教任命に関する暫定合意に従って、新郷教区(中国河南省)の司教の候補資格を承認、前任のヨゼフ張偉柱司教の辞表を受理した後に実施されたものである。
バチカンの報道局長は6日声明を発表し、退任した張司教が名誉司教としての尊厳が認められた、との現地からの報に満足の意が表明された。この措置はバチカンと中国当局との対話の結果であり、教区組織の共同歩みにおける新たな重要な一歩を象徴するものだ」と評価した。
中国カトリック教会の公式サイトは、新司教叙階の教皇の承認も、前任の「名誉司教」にも触れず
(2025.12.6 カトリック・あい)
一方、中国のカトリック教会公式サイト(中国政府・共産党が承認)の「中国天主教」は5日から6日にかけて、このことを報じたが、司教叙階についてはバチカンと中国政府の暫定合意により、教皇と中国側の承認が必要だが、教皇の承認については、いっさい触れず、「中国カトリック司教団の承認」のみが示されている。また、張司教については、「河南省カトリック教区の同意と中国カトリック司教会議の承認を得て、カトリック新郷教区は張衛珠司教の退任式を挙行した」とのみ報じ、「名誉司教」については触れていない。
具体的な報道の内容は全文以下の通り。
5日付けで、「5日、カトリック新郷教区の李建林司教の叙階式が河南省新郷市衛輝市南門里カトリック教会で行われた。祝聖式典は、中国カトリック愛国協会主席、中国カトリック司教団副主席、北京教区の李山主教が主礼を務め、鄭州教区の王躍勝主教、安陽教区の張銀林主教、南陽教区の靳禄崗主教が補祭を務めた。中国カトリック司教団事務局長の楊宇神父が司教団の承認書を朗読した。河南省内の20人以上の神父、修道女、修道士、信徒代表など200名以上が叙階式に参加した」と伝えた。
また、6日付けで、「河南省カトリック教区の同意と中国カトリック司教会議の承認を得て、カトリック新郷教区は張衛珠司教の退任式を挙行した。式典は、焦作市カトリック教区事務委員会の呉永恒事務総長神父が主宰。中国カトリック司教会議の楊宇事務総長神父が、中国カトリック司教会議の承認文書を読み上げた。張衛竹退任司教は、愛国心とカトリックへの献身を表明し、教会の独立自治の原則を堅持し、わが国のカトリックの中国化の方向を堅持し、現代社会主義国家の全面的建設と中華民族の偉大な復興の全面的推進に貢献するとの決意を表明した。河南省カトリック教区副主席兼事務総長である新郷教区の李建林司教も演説を行った。式典には、中国天主教愛国協会とその代表団、河南天主教愛国協会とその支部の代表、新郷教区のすべての司祭、修道女、教区民を含む20人以上が出席した」としている。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)