Pope Francis continues treatment at Gemelli Hospital in Rome
(2025.3.7 Vatican News ) バチカン報道官室の7日夜(日本時間8日未明)の発表によると、教皇の容態は安定しており、 午前8時過ぎに起床された後、終日、休息と祈りで過ごされた。
午前中、教皇は病室のある病院10階の礼拝堂で約20分間祈りを捧げられ、この日を通して、いくつかの公務もこなされた。
また、呼吸器理学療法を含む治療が継続されており、夜間は非侵襲的機械換気を行い、日中は鼻カニューレによる高流量酸素療法を行っている、としている。
医師団によると、教皇の健康状態は依然として複雑な全体像の中で安定しているが、予後は依然として楽観視できない、という。
なお、報道官室のマッテオ・ブルーニ室長は、教皇が6日夕に聖ペトロ広場でのロザリオの祈りの冒頭に音声メッセージを送信されたが、「これはご自身が強く希望されたからで、これまで22日に入院中、ご自身が受けられた数多くの祈りと支援の声に対する感謝の気持ちを表すためのものだった』と説明した。
ロザリオの祈りの集い7日夜も続けられ、ラザロ・ヘンシク・ユー枢機卿(聖職者省長官)が司式する。
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(2025.3.8 Vatican News)
報道官室の8日正午過ぎ(日本時間同日夜)の発表によると、教皇は穏やかに7日夜から8日朝まで過ごされた後、運動理学療法をはじめ、指示された治療を再開された。
9日、聖ペトロ広場で行われる『ボランティア界の聖年』のミサで、マイケル・チェルニー枢機卿が教皇の説教を読み上げる。正午の祈りの説教は、教皇が準備された原稿が発表される予定だ。
(2025.3.6 Vatican News )
バチカン報道官室の6日夜(日本時間7日未明)の発表によると、教皇フランシスコの病状はここ数日と比較して安定しており、呼吸不全の症状は悪化していない。
発表文は以下の通り。
「教皇の病状はここ数日と比較して安定している。6日、 呼吸不全の症状は見られなかった。教皇は呼吸および運動療法を継続しており、効果が見られている。血行動態のパラメータおよび血液検査の結果は安定している。 熱は出ていない。しかし、予後は依然として予断を許さない。
病状が安定していることから、次回の医療報告は土曜日に発表される予定である。
6日、教皇は午前と午後にそれぞれ仕事をこなされ、休息と祈りの時間を交互に取られた。昼食前に、教皇は聖体拝領を受けられた」
なお、バチカン報道室が 7日朝(日本時間同日午後)発表したところによると、教皇は7日夜から平穏な夜を過ごされ、午前8時にお目覚めになった、という。
People pray for the Pope’s health outside the Gemelli hospital (ANSA)
(2025.3.5 ~6 Vatican News)
バチカン報道官室の5日夜(日本時間6日未明)の発表によると、 教皇フランシスコの臨床症状は安定しており、新たな呼吸困難の症状も見られない。
教皇は、灰の水曜日に当たる同日朝、ジェメリ病院10階の療養区画で聖灰を受け、聖体拝領をなさり、ガザの教区の司祭に電話をされ、いくつかの執務をされた。ただ、予後は依然、楽観視できまい状態が続いている。
報道官室の発表文以下の通り。
「教皇は本日も安定しており、呼吸不全の症状は見られなかった。予定通り、高流量酸素補給が利用され、非侵襲的機械的換気は今夜再開される予定である。
教皇は呼吸と能動的運動の理学療法を増やした。教皇は1日を肘掛け椅子で過ごされた。臨床状況の複雑さを考慮すると、予後は依然として楽観視できない。
5日朝、10階にあるプライベートアパートメントで、教皇は司祭から聖灰の祝福の儀式を受け、その後、聖体拝領を受けられ。その後、いくつかの執務をされた。午前中に、ガザ地区の聖家族教会のガブリエル・ロマネリ神父にも電話をかけられた。午後には休息と業務を交互になさった」。
教皇は2月14日に入院されて以来、ローマのジェメリ病院で両側肺炎の治療を受けておられる。両側肺炎は、このタイプの疾患の治療経過としては正常な経過をたどっており、教皇は処方された治療に積極的に協力しており、気分も良好である。教皇の主治医は、この2日間は発作が起きていないことを強調しているが、さらなる評価には時間がかかる。臨床症状は、複雑な状況の中で安定している。
なお、6日朝の報道官室の発表によると、教皇は「5日夜から6日朝まで順調に過ごされ、朝もまだお休みなっている」という。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)
(2025.3.4 Vatican News)
バチカン報道官が4日朝(日本時間同日午後)発表したところによると、3日午後の二度の呼吸不全を起こされた教皇フランシスコは、同夜から4日朝にかけて熟睡された。
「教皇は一晩中眠り続けられ、現在は引き続き休養されておられる」という。また、バチカン報道官は、教皇は呼吸療法と理学療法を継続して受けておられ、酸素供給用の鼻カニューレを使用した高流量換気(機械による換気ではない)を再開した、と説明している。
教皇は、4日朝は休息と祈りに充てられた。複雑な状況が続いているが、現在のところ容態は安定している模様で、バチカン市国の医療関係者とジェメリ総合病院の医師団が教皇の治療にあたっている。血液検査の結果、白血球数の増加は見られず、新たな呼吸器感染症は見られないことが示されたが、病状は依然として複雑であり、さらなる呼吸器系の危機も起こり得る。教皇の主治医は、予後は依然として「予断を許さない」と慎重な見方をしている。
(現地時間4日午後零時45分更新)
(2025.3.1 Vatican News)
バチカン報道官室が3月1日夜(日本時間2日未明)発表した教皇の病状に関する声明によると、教皇の容態は安定しており、非侵襲的な機械換気と長時間の酸素補給を交互に続けている。自力での食事と呼吸理学療法は継続しているが、今後の回復の見通しについては、依然として楽観視できない状態に変わりはない。
報道官室の1日夜発表の声明全文以下の通り。
「教皇の臨床状態は安定している。 非侵襲的人工呼吸と長時間の高流量酸素療法を交互に行い、常に良好なガス交換反応を維持していた。教皇に発熱はなく、白血球増加は見られない。血行動態は常に安定している。
食事をご自分でとり続け、定期的に呼吸理学療法を受け、積極的に協力された。その後、気管支痙攣のエピソードは認められなかった。教皇は常に意識の清明さと見当識を保っておられる。午後には、聖体を拝領され、祈りに専念された。
今後の見通しには依然慎重である」
教皇フランシスコは、2月14日から入院されているジェメリ病院からでも、カトリック教会とバチカンを率い続けている。しかし、教皇としての将来に対する不確実性が、バチカンでの現在の仕事のペースに重くのしかかっているのは確かだ。
これまで約2週間、教皇はバチカン市国外のローマ・ジェメリ病院 に入院し、重度の呼吸器感染症の治療を受けている。カトリック教会にとって衝撃的な出来事だが、バチカン市国で働く4800人の職員の業務にはほとんど影響がない。「ほとんどの職員にとっては、何も変わっていないようなものです。私たちの業務は教皇に依存しているわけではありませんから」と、ある職員は断言した。
毎日、バチカンの公式の告示には教皇の最新の決定事項が掲載され続けている。「多くの予定は事前に計画されていたものですが、教皇が病院からでも責任を果たし続けていることは明白です」とバチカン関係者は説明した。 医師団から「絶対安静」を指示され、弱っておられるとはいえ、教皇は権力の座を明け渡していない。最近では、病院内で面会を受け付け、秘書たちの助けを受けながら、ほぼ毎日、「軽作業」をしておられる。
病院の10階にある教皇の居室に入る者は、衛生保護具を着用しなければならない。2月19日には、教皇はイタリアのメローニ首相と短時間面会され、皆を驚かせた。病気で弱ってはおられるものの、彼は「君主」であり続けていると、執刀医は、そのような面会が適切かどうかを問う記者団に念を押した。
教会法の観点から見ると、教皇の入院はバチカンの統治 に影響を与えない。死去あるいは辞任するまで、自らの使命によって与えられた「完全な」権限を保持している。「たとえ健康状態がどうであれ、教皇は、入院中も教皇であり続けます」と教会法の弁護士は説明する。教皇が肉体的にも精神的にも統治できなくなったとしても、教会法は”グレーゾーン”に位置することになる。教皇は理論上、正式に自身の退位を決めることのできる唯一の存在だからだ。
*教皇は依然として統治できる
バチカン報道室は、今も教皇の病状を「危機的」と表現しているが、現時点ではそのような事態には至っていないようだ。2月24日には、バチカン・ナンバーツーの国務長官、パロリン枢機卿とナンバースリーの総務局長、パラ大司教という最高幹部たちと会見された。「国務省は現在、教皇がバチカンとコミュニケーションを取るための唯一の手段です」と、ある職員は指摘した。
現在の体制では、教皇は数週間入院したままでも統治を続けることができると、ある情報筋は断言した。教皇の承認が必要な主要案件を除いては、通常通りの業務が継続され、これまでも何度も行ってきたように、四旬節や聖週間を含むミサの司式を他の司祭に委任することができる。
しかし、現在の不確実な情勢下では、新たなプロジェクトの立ち上げや、例えばニカイア公会議の記念行事として検討されていたトルコへの訪問など、旅行の計画を立てることは「不可能」だ。バチカン職員は、「それらはすべて、フランシスコ教皇、または後継者に引き継がれるまで待たなければなりません」と述べた。このような状況下で、一部では「偽りのリズム」や「静寂と緊張が同居するバチカン宮殿の雰囲気」について語られている。
教会の統治に関する長引く不確実性は、最終的には問題を引き起こす可能性がある。
2001年から2005年にかけて、バチカンは、ますます弱り、苦しみと限界を世間にさらすようになったヨハネ・パウロ2世のもとで機能し続けた。当時、バチカンの国務省はフランシスコ教皇のもとよりも大きな権力を握っていた。さらに、ポーランド人教皇の側近、特に個人秘書のスタニスワフ・ジヴィシが徐々に教会の運営を主導するようになっていった。
バチカン市国の職員は、「すべては彼らを通して行われていた」と振り返る。「その状況はベネディクト16世を深く動揺させ、彼の退任の主な理由となりました。しかし、今日の状況は異なります。たとえ病気を患っていても、フランシスコ教皇は依然としてしっかりと舵取りをしておられます」と付け加えた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)
(注:L A C ROIX internationalは、1883年に創刊された世界的に権威のある独立系のカトリック日刊紙LA CROIXのオンライン版。急激に変化する世界と教会の動きを適切な報道と解説で追い続けていることに定評があります。「カトリック・あい」は翻訳・転載の許可を得て、逐次、掲載していきます。原文はhttps://international.la-croix.comでご覧になれます。
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(2025.2.25 Vatican News )
バチカン報道官室が25日夜(日本時間26日未明)に発表したところによると、教皇フランシスコの容態は、急性呼吸器症状を呈しておらず、血行動態パラメータは安定しているものの、依然として楽観視できない状況が続いている。
発表文の全文以下の通り。
「教皇の臨床状態は依然として深刻だが安定している。急性呼吸器症状は見られず、血行動態パラメータは安定している。25日 夕方には、予定されていたCTスキャン検査を受け、両肺の肺炎の放射線学的モニタリングが行われた。今後については依然として慎重な見方が維持されている。25日 朝、聖体拝領を受けられた後、教皇は公務を再開した」。
教皇は14日にローマのアゴスティーノ・ジェメリ病院に入院して以来、教皇の健康状態については1日2回、報道官室から声明が発表されている。教皇は現在、両肺の肺炎の治療を受けられており、先週の健康状態の最新情報では、軽度の腎不全の兆候も見られると報告されたが、現在は安定しているようだ。
24日の夜の声明では、教皇の容態は深刻であるものの、わずかながら改善の兆しが見られるとし、「喘息のような呼吸困難の症状は発生せず、いくつかの検査結果にも改善が見られた。軽度の腎不全のモニタリングでも、特に懸念すべき問題は発生していない。酸素療法は継続しているが、流量と酸素濃度は若干減少している」していた。医師団は「臨床症状の複雑さを考慮して」慎重な見通しを維持していると述べている。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)