
- (2025.3.16 Vatican News Salvatore Cernuzio)
バチカン報道官室は16日夜、教皇フランシスコが治療中のジェメリ病院の礼拝堂で四旬節第二主日のミサを共同司式され、その後に祈りを捧げておられる写真を公開した。教皇のお姿の写真が公開されるのは、2月14日の入院以来、初めてだ。
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報道官室の同日夜(日本時間17日未明)の発表では、教皇に対する呼吸療法と理学療法は継続されている。
公開された写真では、教皇は、ミサを共同司式され後に、カソックとストールを身に着けて車椅子に座っておられる。ここ数日、容態が若干改善して以来、毎日祈りを捧げるために訪れている病院の10階にある礼拝堂の祭壇上の十字架を見つめておられる様子を写している。
教皇の姿が一般の目に触れたのは一か月以上前、入院前のサンタ・マルタのお住まいで、スペインの「喜びと希望財団」のメンバーと面会した時で、それ以来、教皇を診察する医師や側近以外には会うことが許されていない。ただ、3月6日に聖ペトロ広場で捧げられたロザリオの祈りの間、教皇の音声が流され、その中で教皇は信者たちを祝福され、入院治療中のご自身に祈りを捧げてくれた人々に感謝の意を表されたいた。
16日朝、ジェメリ病院前の広場には、ユニセフやイタリアのさまざまなグループから約200人の子供たちが、花や風船を手に集まり、教皇の姿が垣間見えるか、あるいはサプライズの挨拶や祝福があるかと期待を込めて病院10階の窓を見上げていた。
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16日夜の報道官室の発表によると、同夜の祈りの時間に、教皇の「存在」を示す新たな兆候が現れた。 休息と療法(薬物療法、呼吸療法、理学療法)は継続中で、特に理学療法から恩恵を受けているという。16日は面会はなく、いくつかの仕事を続けられた。
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教皇の容態が安定していることは、すでに数日前に確認されているが、医療スタッフが「複雑」と表現する臨床的状況にある。容態安定から、医療に関する最新情報の発表頻度は少なくなっている。報道官室による教皇の容態に関する情報の提供は毎日続けられているが、報道陣の数は入院されてから増加しており、現在確認されているだけで700人に上っている。
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教皇の入院は1か月を超えているが、病院で日々の活動を続けておられ、16日の四旬節第二主日の正午の祈りのために用意された説教で、教皇はご自身の今を「試練の時」とされ、「今、私は、もろくも壊れやすい存在である多くの病気の兄弟姉妹たちと祈りを共にしている」と語られている。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)