教皇、バチカン国務省に外交官人事局を新設

(2017.11.21 バチカン放送)教皇フランシスコは、バチカンの国務省に、新しい局を設立された。国務省内の「総務局」と「外務局」に並ぶ、第三の局となるもので、「教皇庁外交官人事局(仮訳)」と呼ばれる。

 同局は、現在国務省内にある教皇使節代表部を強化し、国務省所属の局として設立され、教皇使節代表(現代表:ヤン・ロメオ・パウロウスキ大司教)が局長となる。新設の目的は、教皇と国務省の責任者らのバチカンの外交官に対する関心と寄り添いを表すことにある。これによって教皇使節代表は、各国のバチカン大使館を定期的に視察することができるようになる。

 この第三局は、教皇庁の外交官に関連する問題だけに関わり、例えば、その人選、初期および長期の育成、外交官の生活および勤務環境などを取り扱う。第三局は、適宜な独立性を保つと同時に、国務省の他の2局、総務局および外務局と緊密な協力関係を持つことになる。

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2017年11月22日