(2016.8.31 CRUX バチカン特派員・イネス・サン・マーチン) 教皇フランシスコは31日、人間開発を推進する新たな組織の設置を公表した。新組織は、バチカンの既存の四つの組織-正義と平和評議会、慈善事業援助事業、移住・移動司牧評議会、保健従事者評議会-を再編統合して作される。フランシスコは教皇就任当初から、貧しい人びとへの正義、紛争の解決、彼が「throwaway culture 棄てる文化」と呼ぶものとの戦いを、カトリック教会の至上命題することを訴えており、これらを受けたものだ。
新年1月1日に発足し、初代長官には、教皇の新任が厚く、アフリカ出身者では最高位のピーター・タークソン枢機卿が就任する。
新組織の扱う重点事項は、移民、助けを必要とする人々、病苦に苦しむ人々、社会から排除され、粗末に扱われている人々、受刑者、失業者、武装闘争に巻き込まれた人々、自然災害の犠牲者、新湯吊形の奴隷扱いや拷問の被害者への対処となる見通し。難民・出稼ぎ労働者問題担当部門は当面、教皇のもとに置かれる予定だ。
複数のバチカンの官庁の再編統合は、教皇フランシスコが重要課題としている広範な教皇庁改革の一環。今回の強力な新官庁の設立公表は、二週間前に、やはり複数の組織の再編統合による強力官庁、「 信徒・家庭・生命省」の設立が公表されたのに続くものだ。いずれも、教皇が世界中から選んだ9人の枢機卿で構成する顧問団との対話から生まれた。