・5年目に入ったロシアの侵略戦争ー教皇、極寒のウクライナの現地へ医薬品と暖房器具

(2026.2.24  Vatican News  Benedetta Capelli )

  ロシアがウクライナ侵略戦争を始めて5年目に入り、教皇レオ14世は24日までに、極寒の中で資産な状態にある現地の司教団の切実な要請に応え、トラック1台分の医療物資と暖房器具を送られた。

 この戦争で、ウクライナの人々は夫と妻や子供たち家族が引き裂かれ、住まいは瓦礫と化し、日々、爆撃の不安にさいなまれている。バチカンの支援援助省の声明によれば、教皇が送ったトラック1台分の物資は100万ユーロ以上の価値があり、主にバンコ・ファルマチェウティコETS財団の支援によって実現した。

 医薬品だけでは足りない。ハルキウ=ザポリージャ教区のパヴロ・ホンチャルク司教は、軍事攻撃でエネルギーインフラが破壊され暖房を失った800世帯以上、つまり一つの地区全体を代表して切実な訴えをした。短期間での修復は不可能であるため、司教は教皇の支援援助担当、コンラッド・クラジェフスキ枢機卿に、暖房設備の確保に向けた具体的な支援を求めた。

 24日朝、イタリアで購入された数百台のオイルヒーターがザポリージャに到着した。1000台以上のヒーターが、暖房設備のある避難所や仮設住宅に避難を余儀なくされているなど、窮地に立たされた家族たちに暖を届ける。担当者は「あらゆる物流・運用上の困難にもかかわらず、物資は爆撃を受けた地域に迅速に配布される」と述べた。

 この支援は、教皇が22日の主日の正午の祈りでウクライナの人々に心を寄せた訴えの、具体的な行動だ。教皇は、この戦争の犠牲者、「崩壊した家族」、そして「言葉に尽くせない苦しみ」を想起し、平和の緊急性を改めて訴えられ、人々に祈りを求めることで発言を締めくくられた。「待ち望まれた平和の贈り物が、私たちの日々を照らすように」と。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2026年2月25日