・枢機卿顧問会議開催、COP27、”シノドスの道”、FABC、未成年保護委員会など議題に

(2022.12.8  カトリック・あい)

 バチカンが7日発表した声明によると、枢機卿顧問会議が5、6両日、教皇フランシスコの参加のもとにタ・マルタ館で開かれた。

 会議には、ピエトロ・パロリン国務長官をはじめ、ジュゼッペ・ベルテッロ、オスカー・A・ロドリゲス・マラディアガ、ラインハルト・マルクス、ショーン・パトリック・オマリー、オズワルド・グラシアス、 およびフリドリン・アンボンゴ・べスングの各枢機卿が出席。

 1日目の 5 日の会議では、パロリン、アンボンゴ・ベスング両枢機卿から、エジプトで11月20日まで開かれていた国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)第27回締約国会議(COP27)についての報告があり、質疑、意見交換が行われた。

 2日目の 6 日は、まず、現在進められている”シノドスの道”の歩みの大陸レベルの現状と今後についてがテーマとなり、バチカンのシノドス事務局と広報省の協力により「共に歩む教会のため―交わり、参加、そして宣教」という”シノドスの道”のテーマで進められているデジタルでの取り組みの成果などが話し合われた。

 また、オマリー枢機卿から、バチカンの未成年者保護委員会の最近の取り組みについて説明があり、午後には、グラシアス枢機卿から10月にバンコクで開かれたアジア司教協議会連盟(FABC)の創立50周年記念総会について報告がされた。

 また、声明は「この会議は、さまざまな地理的領域における時事問題について最新情報を共有し、近年の枢機卿顧問会議の進捗状況を全体的に評価する機会となった」としている。

 会議は6日午後7時に終了。次回の会議は 2023 年 4 月に予定されている。

 

 

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2022年12月8日