・教皇 、クライェウスキ支援援助長官を聖地へ派遣、平和を現地の人々と共に祈る

パレスチナ・ガザ地区の子どもたち 2023年12月17日 ガザ地区南部ラファでパレスチナ・ガザ地区の子どもたち 2023年12月17日 ガザ地区南部ラファで 

(2023.12.22 バチカン放送)

 教皇フランシスコが、バチカン支援援助省長官のコンラート・クライェウスキ枢機卿を聖地に派遣することになった。

 支援援助省が22日の声明で発表したもので、教皇は降誕祭に際して、イスラエル軍とハマスの戦闘で苦しむ人々に具体的な連帯を示すため、長官を現地に派遣し、平和の賜物を希求する祈りを伝えることを望まれた。

 声明は、2014年6月8日、教皇がイスラエルのペレス大統領(当時)と、パレスチナのアッバス大統領と共に、バチカン庭園で平和を祈願した際の祈りを次のように引用している。

 「平和の神である主よ、私たちの願いを聞き入れてください。私たちに平和を与え、私たちに平和を教え、私たちを平和へと導いてください。私たちの目と心を開き、『もう戦争はたくさんだ』『戦争はすべてを破壊する』と言う勇気をお与えください。平和を築くための具体的な行動への勇気を私たちに植えつけてください。そして、分裂、憎しみ、戦争という、これらの言葉がすべての人の心から追放されますように。主よ、私たちの舌と手の武装を解いてください。心と思いを改め、私たちの出会いの言葉が常に『兄弟』となり、わたしたちの生き方が、シャローム、平和、サラームになりますように」

 「クライェウスキ長官は、世の唯一の希望であるイエスの生誕を祝うため、ラテン典礼エルサレム総大司教、そして現地の全教会と共に、この平和の祈りに一致するでしょう」と声明は述べている。

(編集「カトリック・あい」)

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2023年12月23日