
(2025.2.26 Vatican News)
教皇フランシスコの治療にあたっている医師チームが21日夕、記者会見し、「教皇はまだ危険な状態にあり、少なくともあと1週間は入院が必要」と語った。また、「教皇はいつも通り冗談を言われ、仕事もされている」と付け加えた。
教皇が入院中のローマのジェメリ病院での記者会見で、医療チームの責任者、セルジオ・アルフィエリ医師とバチカン医療サービス副所長のルイジ・カルボーネ医師は、40分間にわたって、教皇の容態などについて説明した。
それによると、教皇は「死の危険」に瀕しているわけではないが、完全に「危険を脱した」わけでもない、と述べ、「少なくとも」来週いっぱい入院が必要、と語った。
また、アルフィエリ医師は、「教皇は人工呼吸器につながれてはいないが、呼吸困難に苦しみ、身体の動きは制限されている」と指摘。
それでも、教皇は椅子に正座して仕事をし、冗談もいつも通り言っておられる、とし、医師の一人が「こんにちは、教皇様」と挨拶すると、教皇は「こんにちは、息子よ」と答えた、と述べた。
記者団から、治療において最大の懸念事項を質問されたのに対しては、「教皇の呼吸器管内の細菌が血流に入り、敗血症を引き起こすリスクがあること」を指摘。アルフィエリ医師は「教皇はいつか退院し、バチカンにあるサンタ・マルタの家にお戻りになる、と確信している」と述べる一方、退院後も、「慢性的な呼吸器疾患は残るだろう」と慎重な見方を示した。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)