教皇フランシスコ、ウクライナのゼレンスキー大統領と 2024年10月11日 バチカン宮殿 (VATICAN MEDIA Divisione Foto)
(2024.10.11 バチカン放送)
教皇フランシスコが11日、ウクライナのゼレンスキー大統領をバチカン宮殿に迎えられ、35分の個人的会談をされた。
会談後後に、行われた贈り物の交換では、教皇から、平和をテーマにしたブロンズ製のレリーフ作品や、カトリック教会の今年度「世界平和の日」のメッセージなど教皇文書、ウクライナ東方カトリック教会の歴史や殉教者について書かれた本「真理のために迫害を受けて、鉄のカーテンの裏のウクライナのギリシャ典礼カトリック教会」などが贈られた。
大統領からは、「ブチャの虐殺、マリチカの物語」と題された油絵が贈られた。この作品では、マリチカという架空の少女の目を通してブチャの虐殺が描かれている。
教皇との出会いに続き、大統領は同日、バチカンのパロリン国務長官、ギャラガー外務局長とも会談。ウクライナにおける戦争の情勢と人道的状況を中心テーマに、停戦への道のりや、それに伴う安定した平和についても話し合われた。ウクライナでの宗教活動をめぐるいくつかの問題についても検討された。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゼレンスキー大統領のバチカン訪問は、2020年を最初に、ウクライナ戦争勃発から1年4か月後の2023年5月、そして今回で3度目。さらに今年6月、イタリア南部プーリアで開催された先進7カ国首脳会議(G7)の会場、ボルゴ・エニャツィアで、大統領とお会いになったほか、電話による会談を持たれた。
また、教皇は昨年6月、ボローニャ大司教・イタリア司教協議会会長マッテオ・ズッピ枢機卿を特使としてウクライナに派遣。バチカンの国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿も、今年7月のウクライナ訪問で大統領と会見している。
(編集「カトリック・あい」)