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(2017.8.26)Crux VATICAN CORRESPONDENT Inés San Martín
In this Sunday, April 9, 2017 file photo, two Swiss guards stand in front of St. Peter’s Basilica prior to a Mass to be celebrated by Pope Francis, in St. Peter’s Square at the Vatican. (Credit: AP Photo/Alessandra Tarantino.)
ローマ発―”イスラム国”(ISIS)がローマでのテロを予告するビデオを流したことに対し、バチカンのパロリン国務長官は26日、このことを確認するとともに、バチカン周辺の人ごみに暴徒が車両を突入させる懸念はぬぐえない、として、警戒を呼び掛けた。
長官は「私もこのビデオが放映されているのを昨日、テレビで見ました。確かに、テロの懸念をぬぐうことはできません。常識を欠いた憎しみが込められているからです」と報道陣に語った。だが、テロへの警戒態勢はすでに敷かれており、このビデオによって、さらに警戒を強化することはない、とも述べた。
同様のメッセージは前日25日に、バチカンのオベエロ副報道官から出されており、「警戒態勢はすでに最大限に強化されており、巡礼者や観光客の集まるサンピエトロ広場は十分に守られている。聖座にとって安全はとても重要。そこで働く人々も、国外からやってくる人々も十分に保障されている」としている。
サンピエトロ広場周辺の警戒態勢は、一昨年11月のバリでのテロ事件以降強化されており、同広場に通じる主要道路である Via della Conciliazioneは通行止めにになっており、側道にも、重量のある棕櫚の鉢が並べられ、警官も多く配置され、教皇がおられる時間帯は空港並みの厳重警備体制がとられている。
また、副報道官によると、このような厳しい状況にもかかわらず、「教皇フランシスコは日々の業務、外部への訪問などを予定通り続けておられます。イスラム教徒とキリスト教徒の対話の努力、橋を架け、平和を守る努力を続けられます」という。
(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)
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