教皇、オマリー枢機卿を教理省担当に、幼児性的虐待対策を担当(CRUX)

(2017.1.14 CRUXバチカン特派員 イネス・サン・マーチン)教皇フランシスコが14日、バチカンの教理省担当にショーン・オマリー枢機卿(米・ボストン大司教)を任命した。オマリー枢機卿は高位聖職者の中で改革派のリーダーとされており、今回の任命は、フランシスコ教皇就任以前に発覚し、いまだに欧米や中南米で問題が続いている聖職者の幼児性的虐待対策を担当する。このため、この人事は、教皇のこの問題について抜本的な対処への決意の表れと注目される。

 教皇は、この問題に関して2015年6月、性的虐待の罪を犯した司祭だけでなく、その事実を隠蔽しようとした司教など教会幹部についても取り調べを行う部署を、教理省内に設けることを、枢機卿9人の顧問団の全面的な支持を得て決定した。だが、部署の発足は法令上や執行上の議論が長引いて、いまだに実現しておらず、「バチカンはこの問題にいまだに真剣に対処する意思がないのか」と批判の声も出ていた。枢機卿9人の教皇顧問団のメンバーであり、社会的弱者門体担当の責任者でもあるオマリー枢機卿の教理省担当就任は、まず、この担当部署を機能させることが狙いだ。

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2017年1月18日