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(2018.7.31 バチカン放送)7月30日から8月3日まで、国際侍者協会(Coetus Internationalis Ministrantium, CIM)主催のローマ巡礼が行われ、ミサで侍者として奉仕するヨーロッパの少年少女たち、およそ7万人が、巡礼のためローマを訪れている。
侍者は、ミサの際、祭壇での儀式に参列し、司祭と助祭の傍らで、祭儀の進行に常に注意を払いながら、各要所で必要とされる助けを行う役割を持ち、祭壇奉仕者ともいわれる。
今年、第12回を迎えたCIMのローマ巡礼は、「平和を尋ね求め、追い求めよ」(詩編35,15b)をテーマに、ドイツ司教協議会・青少年司牧委員会に率いられた約5万人をはじめ、東西のヨーロッパ諸国および米国など、19か国から、合わせておよそ7万人の侍者の少年少女らが参加して行われた。
巡礼期間中、参加者らは、司教らと共に、ローマのおよそ300ヵ所で、ミサや赦しの秘跡に与り、祈りの集いや信仰の分かち合い、見学や遠足など、多くのプログラムを体験。行事の頂点として、7月31日夕方から、バチカンの聖ペトロ広場で、教皇フランシスコとの集いが開催される。
ドイツ司教協議会・青少年司牧委員会議長のステファン・オスター司教は、この巡礼が、若者たちが信仰のアイデンティティーを深め、互いの一致を強めると共に、世界の若者との出会いを通して、侍者の任務の普遍性に気付く機会になることを期待した。
今回のCIMの巡礼のために「Go Rome」というアプリケーションソフトが作られた。これによって、参加者らは巡礼中の日程を同時進行で追い、意見や感想を交換したり、今年10月に行われる若者をテーマにしたシノドスに向け、教皇に質問を送ることもできるという。