(2016.9.28 バチカン放送)
シリア空爆、米英が露批判…対テロでなく暴虐 (2016.9.26: 読売プレミアム)
【ニューヨーク=水野哲也】国連安全保障理事会は25日、シリア情勢の悪化を受けて緊急会合を開いた。
シリア和平協議の仲介役を務める国連のデミストゥラ特別代表は、シリアのアサド政権が地中貫通型爆弾「バンカーバスター」など殺傷力の高い兵器も使っている可能性があるとし、「民間人が集中する地域に無差別に使用するのは戦争犯罪になり得る」と指摘した。
緊急会合は米英仏の3か国が開催を要請した。デミストゥラ氏は、アサド政権が反体制派支配地域への攻撃を再開した北部アレッポでは「前例のない規模の攻撃」が行われ、ここ数日で死者は200人以上に達すると報告した。
米英両国は緊急会合で、アサド政権を支援するロシアを改めて非難した。米国のパワー国連大使は、アサド政権とロシアにより3日間で150回以上の空爆が行われたとし、「ロシアが支援しているのは対テロ作戦ではなく、暴虐だ」と述べた。英国のライクロフト国連大使も「ロシアはアサド政権と一緒に戦争犯罪を行っている」と指弾した。
これに対し、ロシアのチュルキン国連大使は「テロ組織が民間人を『人間の盾』に使用している」と反論し、反体制派を批判した。