(2017.11.16 バチカン放送)地球温暖化対策を国際レベルで話し合う、第23回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP23)が、11月6日から17日まで、ドイツのボンで開かれている。
教皇フランシスコは、同会議の開催にあたり、議長国フィジーのフランク・バイニマラマ首相に宛てメッセージをおくられた。
この中で教皇は、2年前の第21回会議での「パリ協定」の採択を「歴史的な出来事」と位置づけ、これは「今日の人類の最も大きな懸念の一つである、気候変動という問題に対する、共通の取り組みの必要への強い意志の表れ」とされた。
「パリ協定」実施のための指針やルールを作るためにボンに集ったCOP23の参加者に、「地球の未来を構築するための対話を新たにすること」を急務とし、「私たちが体験している環境問題は、私たち全員に関係し、影響してくる問題であり、皆を一致させるための検討が必要」と呼びかけられた。
そして、「残念ながら、環境危機の具体的な解決を求める多くの努力は、しばしば無関心や、諦め、技術への過度な信頼などによる問題の否定によって挫折させられている」と指摘。「私たちの地球の未来をめぐる正直な研究、誠実で建設的な対話を妨げるこれらの態度に陥ることがないように」と願われ、「環境危機問題の解決は、単に経済や技術的側面に限定されず、倫理的・社会的な様相や影響の面からも考察しなければなりません」と強調された。
さらに、こうした意味から、「環境全体を考えた生活スタイル、地球という共通の家に対する責任ある良心を育てること」の重要性を示された。
気候変動に対応し、貧困と闘い、人間の統合的な真の発展を推進するための決定を受け入れの意志を明確にすることができるようにと、参加者たちに強く求められた。