Pope Francis poses for a selfie with a woman during his vist to a regional migrant center, in Bologna, Italy, Sunday, Oct. 1, 2017. Pope Francis is in Cesena and Bologna for a one-day visit. (Alessandro Bianchi/Pool Photo via AP)
(2017.10.1 Crux Editor John L. Allen Jr.)
1日にイタリア・ボローニャを訪問した教皇フランシスコは、移民・難民センターの1000人を超える人々を前に、移民・難民の人々が「耐えられないような遅れ」を避けるような人道的な道を開き、彼らを受け入れる個人や地域社会単位での計画を立てるように訴えた。
そして、移民・難民の人々に「私はあなた方とここにいます。なぜなら、あなた方の目、あなた方の心を自分のものとしたいからです」と語りかけ、「あなた方を知らない人たちは、あなた方を怖がっています。あなた方を裁き、厳しく、冷たく扱う権利があるのだと感じています。それは、彼らがものごとを正しく見ていると思っているからですが、実際はそうではない」と述べた。
さらに、「正しく見るには、親しみと慈しみをもたねばならない。そうしないと、よそ者、敵とみなすことになり、私の隣人になることはできません」、さらに「慈しみの心をもつことだけが、他の人たちの苦しみ、問題を理解することができる。私たちが慈しみをもって他の人々を見ないなら、神も私たちを慈しみを持ってご覧にならない危険を冒すことになります」と強調した。「私は、いつも心に思われ、助けを願っているあなた方の顔を持ち歩きたい。‶養子〟にしたい、とさえ思っています。あなた方は将来に希望をつなぐことができるように助けを求めているからです」とも語り、彼らを「希望にむかって戦う人々」と呼んだ。
「あなた方のうち何人かは、こちらに逃れてくる途中で砂漠や海に飲み込まれて、ここに来ることができなかった。しかし、人々は彼らを覚えていなくても、神は一人一人の名前を知っておられ、ご自分の周りに来るのを歓迎されています」と語り、そうして亡くなった人々のために、この場で沈黙のうちに祈りを捧げるように求められた。
それに続いて、教皇は、移民・難民の人々に「あなた方の恐れ、苦しみ、危険、将来への不安を、私も心から感じています」としたうえで、新しく入国して来た人々が‶書類(在住権を意味する)〟を持てるように助けることを、関係者たちに訴えた。
(翻訳・「カトリック・あい」南條俊二)
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