
Pope Francis is cheered by faithful as he arrives for a private audience granted to members of the Shalom Catholic Community at the Vatican, Monday, Sept. 4, 2017. (Credit: L’Osservatore Romano/Pool Via AP.)
ローマ発―教皇フランシスコはバチカンで4日、ブラジルで創設されたシャローム・カトリック・コミュニティの約3000人の若者たちと会見し、これまでも繰り返し訴えてきた「若者たちとお年寄りたちとの対話」の必要性を改めて強調するとともに、「お年寄りたちを‶自室の中に〟籠らせないように、話をするように。世代間の対話が未来へのカギとなるのです」と努力を求めた。
教皇は、若者と年配者との対話は、まず、祖父母とよく話すようにすること、老人ホームに出かけてお年寄りたちと会うことなどから始まる、とし、一度そのような経験をすれば、「あなた方はそれを止めたくなくなります。お年寄りには歳を重ねてきた知恵―若者の心に触れ、前に進ませるような知恵―があるからです」と語った。
そして、「あなた方のおじいさん、おばあさんには知恵があります。そして、あなた方は、その知恵を分けてもらうように心の扉を開く必要があるのです」「そうして始まる対話は未来を約束します。私たちが前に進むのを助けてくれます」
45分におよぶ会見で、教皇は、参加者から出された四つの質問に答え、その一つは、ブラジル在住のチリ人の宣教者の若い男性からの「自分は祈りを通して神と出会い、人生の意味を知りました。そのような出会いを他の人も体験できるようにするには、どのように助ければいいのでしょうか」というものだった。これに対して教皇は「自分の殻から出て、神と出会い、兄弟の出会い、そして、希望の無い無関心な社会の中で、慈しみをもって『良き知らせ』を伝える努力を続けなさい」と答えた。そして、「慈しみは、無条件なもの、相手によって経験されるもので、単なる口先だけのものではありません」と念を押し、「私たちの神は罪人たち、特に最もひどい悪人を気にかけてくださいます。そこにいて、私たちを待ってくださっているのです。自分自身の殻から出て、他の人たちにこう言いなさい。『私たちが一歩を踏み出せばすぐに歓迎しようと、待っていて下さる神がいるのです』と」。
シャローム・コミュニティは今年、創立35周年を迎え、ローマとアッシジに記念の巡礼に来ている。3000人の参加者のうち2500人はブラジルから、残りは他の26の国の若者たち。この団体は、ブラジル北東部のフォルタレザ市の図書館に併設されたピザの店から十数人の若い男女の手で始まり、教区長の支援を得て、若者たちを受け入れ、宣教に役立てる目的でレストランを開き、運動は家庭、子供たち、様々な社会・文化的背景を持つ人々の間に広がった。2007年にバチカンから信徒の国際協会として認められた。