(2016.9.18 バチカン放送)
9月18日・日曜正午のアンジェラスの祈りで,教皇フランシスコは聖ペトロ広場に集った信徒たちに「世界中で戦争が荒れ狂っている、平和のために世界が一つになれるよう心から祈りましょう」と語り、キりストの福音に忠実に従い、「この世の悪風に染まることのないように」と注意を促した。
「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、多くの国々で戦争や武力紛争が荒れ狂っている今日の世界で、正に真の意味での平和が必要とされています。平和のために心を一つにして祈りましょう。友愛と柔和の人であったアッシジの聖フランシスコの模範に従いましょう。 わたしたちキリスト者は皆平和への努力と人々の間の和解への働きを全世界に向けて証しする大切な任務のために呼ばれています。次の火曜日アッシジで聖ヨハネ・パウロ教皇の意向で始まった諸宗教指導者たちの平和の祈りの集いが開かれます。全世界が一つになって平和のために祈りを捧げる必要があるのです。
旧約の偉大な預言者聖エリアは偶像崇拝と真の神への信仰との狭間をはっきりしない態度で行き来していた当時のイスラエルの民に、いつまでびっこを引いて歩いているのか、神に従うか偶像に従うかどちらかに決めろと強く迫りました。キリスト者にとっても同じことです、キリストの精神に従って生きるか、この世の腐敗した論理に従って生きるどちらかです。この世の腐敗した精神、それは麻薬のようなものです。始めはほんの少しだけと心の中にひそかに込みます。そして少しづつその影響力を増していき、しまいには存在全体を支配し、抜け出ることが出来ないようにしてしまいます。
一方、キリストの福音の精神に従うことは、人々への無償の奉仕、意向の正しさ、正義の実行者となることなど、心の喜びをもたらす道です。わたしたちも主の恵みの助けと聖霊の支えに信頼して迷わずまっすぐに真の心の喜びをもたらしてくれるキリストの福音の精神に従う道を選びましょう、これこそキリスト者の持つべき真の賢明さなのです」。