「主よ、世界を‶残酷な暴力”から解放してください」欧州、アフリカの連続テロ犠牲者を悼む(CRUX)

 (2017.8.20  Crux Staff) 教皇フランシスコは20日正午のお告げの祈りの後、先週、欧州とアフリカで相次いだテロ事件で多数の死傷者が出たことを取り上げ、彼らと彼らの親族に深い哀悼の意を表するとともに、世界をこのような「残酷な暴力」から解放してくださるように、慈しみと平和の神である主に嘆願した。

 「私たちの心は、テロリストたちの行為に対する悲しみで一杯です。彼らは、この数日、ブルキナファソ、スペイン、そしてフィンランドで、数多くの犠牲者を出しました」とされた教皇は「私たちは、亡くなった方々、怪我をされた方々、そして家族の方々すべてのために祈ります」「そして、慈しみと平和の神である主に、お願いします―世界をこのような残酷な暴力から解放してください」と語られ、サンピエトロ広場に集まった1万の人々と共に黙とうし、聖母マリアに祈られた。

 一般市民を狙ったここ数日の一連のテロは、14日、ブルキナファソの首都ワガドグーのレストランを武装集団が襲撃、誕生日を祝っていた家族を含む18人を射殺したのに始まり、17日にはスペインのバルセロナの繁華街でワゴン車を暴走させて一般人13人を殺害、さらに18日にはフィンランドの南西岸に面するトゥルクで赤ちゃんを乳母車に載せた女性を含む10人が殺傷された。それぞれの警察当局は、いずれもイスラム系過激派を含むテロリストによる犯行とみて捜査している。

 教皇フランシスコは、これまでもテロリストによる犯罪について強く批判してきた。とくに、宗教が絡んだものに対しては、神の名において人を殺すのは「神への冒涜」と言い切っていた。そして、そのような出来事が起きるたびに、犠牲者のために祈りを捧げ、哀悼の意を表明している。

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2017年8月21日