北朝鮮の核ミサイル攻撃予告に、グアムのカトリック教会と米国司教団の反応は(Crux)

 2017.8.11 Crux Inés San Martín)

  北朝鮮の核長距離ミサイル実戦配備をめぐるトランプ米大統領と金正恩・北朝鮮主席の非難の応酬がエスカレートする中で、北朝鮮が近海を標的すると明言したグアムの首都ハガニアのカトリック教会は信徒たちに「困難な現在にあって、神に目を向けるように」と求めている。同時にグアムの住民に対して、家族や職場の同僚の間でこの問題について話し合いの時を持つよう呼びかけている。

 また、米国カトリック司教協議会も、オスカー・キァンツ国際正義と平和委員長が10日、ティラーソン国務長官に書簡を送り、米国と北朝鮮の対立を解消し、軍事的の衝突を避けるために外交、政治面での努力を重ねるよう求めている。

 呼びかけは、グアムのエディー・カルボ知事が島民に対して「冷静さを保ち、島の安全は十分に保障されている」と言明したのに呼応したもの。大司教区が9日に発表した声明は「北朝鮮が私たちの島をミサイル攻撃する、と脅迫しているという報道がされています。大司教区は皆さんに対して、キリストの平和に信頼するように求めます」とし、「現在の世界の平和が脅威に去られている困難な状況にあって神に目を向け、いつも祈るように」と促した。

 グアムは米国の準州で人口は16万3000人。うち85パーセントがカトリック信徒だ。

(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)

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2017年8月12日