(2017.7.19 バチカン放送)「エルサレムと一神教:シンボル、態度、現実生活」をテーマにローマ・ヨーロッパ大学主催のフォーラムが、7月19日から、教皇庁立ノートルダム・オブ・エルサレム研究センターで開かれた。会議はユダヤ教、キリスト教、イスラム教から、それぞれ宗教関係者や研究者が参加師て行われ、各宗派にとってエルサレムとは何か、その価値・役割をそれぞれのアイデンティティーにおいて考えながら、平和的な共存のために、異なるビジョンの出会いを通して橋を築くことを目的に話し合った。
聖地におけるキリスト教巡礼地の管理責任者、フランシスコ会のフランチェスコ・パットン神父は、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教が、それぞれの歴史とゆかりの場所を持つエルサレムの歴史的・文化的複雑さを指摘。「エルサレムは、ユダヤ教にとって『神殿の丘』、イスラム教にとって『モスクの丘』であり、キリスト教にとっては、特に聖墳墓やカルワリオを意味するように、それぞれの共同体の歴史を共有し、この都市とその文化に対する独占的考えから抜け出すことが必要とされている」と話した。
さらに、自身のアイデンティティーと繋がる自分の共同体の文化を知ることは当然重要だが、「他の文化とアイデンティティーを知っていくことも大切」と述べ、「異なるアイデンティー間の相互の働きなしでは、誠実な対話は実現できない」と強調した。