「環境危機は自然に対する無責任な扱いの結果。速やかな行動を」

(2017.7.14 バチカン放送)教皇フランシスコの回勅「ラウダート・シ」に照らし、環境と都市問題を考える会議が、ブラジルで開催され、会議参加者に宛てたメッセージで、教皇は、水や大気の汚染を前に見て見ぬふりをせず、環境保護のために速やかに行動するよう、国際社会に呼びかけた。

 教皇は、環境問題に対して必要な態度として、「尊重」「責任」「関わり」の3つを挙げ、「自然を尊重することは、私たちの基本課題」とし、空気の質の低下や、廃棄物の増加など、目の前の環境問題を「無気力に放置してはなりません」と訴えた。さらに、「環境危機は自然に対する無責任な扱いの結果です」としたうえで、「皆が住み、皆の財産である『共通の家』の環境に対する無関心と受け身の態度を棄て、責任感を取り戻すことが急務」と呼びかけられた。

 環境問題への積極的な関わりの必要性と共に、貧困問題についても言及し、「閉鎖的で不信に満ちた社会が、貧困の原因となる孤立を生み出しています」ると指摘し、「人々を疎外する壁を壊し、社会に人間的な関わりを構築していく必要」を訴えられた。

 「『ラウダート・シ』と大都市」をテーマに、リオデジャネイロで13日から開かれたこの会議では、環境問題を扱った教皇の回勅「ラウダート・シ」を通して、気候変動、水問題、大気汚染、ゴミ処理など、環境危機に対する関心を呼びかけると共に、必要とされる倫理について話し合った。

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2017年7月15日