教皇フランシスコ、6月21日、バチカンでの一般謁見 – ANSA
まず、聖人たちと私たちの関係を語る上で、洗礼式で唱えられる「諸聖人の連祷」に言及し、「悪に対する神の力の象徴として、洗礼志願者に塗油が行なわれる前、全会衆が唱える『諸聖人の連祷』は、私たちと同じ道をたどり、同じ苦労を知りながら、今は神の永遠の抱擁の中にいる兄姉たち、すなわち聖人たちが、人生の同伴者として初めて私たちに贈られる時です」と話された。
そして、聖人たちの存在は「キリスト教生活は、到達し得ない理想ではない」ということを教えてくれるとともに、「教会は私たちの先を歩んだ無数の兄弟たちから成り、聖霊の働きによって彼らは地上にいる私たちと結ばれている。だから、『私たちは一人ぼっちではない』との慰めを与えてくれるのです」と語られた。
さらに、「洗礼式だけでなく、結婚式にも『諸聖人の連祷』が唱えられます」として、婚約者たちが秘跡において彼らの愛を奉献する時、そこで再び「諸聖人の連祷」によって聖人たちの取り次ぎが祈られ、そうして「若い夫婦たちは信頼をもって結婚生活という新しい旅を始めることができるのです」と述べられた。
また、司祭の叙階式に上げられる諸聖人への祈りも、忘れがたいものとされ、司祭候補者が地に平伏し、顔を床につけている中、司教に導かれたすべての会衆は、新司祭たちの上に聖人たちの取次ぎを祈るが、「その時、託された使命の重さに押し潰されている彼らは『背の上に天国が広がり、神の恵みが決して欠けることがない』と感じ、落ち着いて使命を引き受けることができるのです」と話された。
最後に「主が私たちに聖人になる希望を与えてくださいますように」と祈られ、信者たちに「聖人になることは難しいことだ、悪人になる方が聖人になるより簡単だ、と考えてはいけません。主の助けを通して、私たちは聖人になれるのです」と言って、励まされた。