「『職業としての神父』ではなく『神の民の司牧者』であれ」ー世界召命祈願日に-

教皇フランシスコ、バチカン・聖ペトロ大聖堂で司祭の叙階式 – REUTERS

(2017.5.8 バチカン放送)教皇フランシスコは、バチカンで司祭の叙階式をとり行われた。

  5月7日、典礼暦で復活節第四主日、「善き牧者の日曜日」といわれるこの日、カトリック教会の「世界召命祈願日」が記念された。「世界召命祈願日」は、それぞれが自分に対する神の望みを祈りつつ探すことの大切さを認識し、特に司祭・修道者への神の招きに一人でも多くの人が応えることができるよう、教会全体が祈りを捧げることを目的とし、伝統的に教皇による司祭の叙階が行われる。

 教皇は、聖ペトロ大聖堂で司式したミサの中でローマ教区の6人を含む10人に叙階の秘跡を授けられ、説教で、新司祭たちに対して、「常にいつくしみ深く、人々の心に届くよう、分かりやすく語りかける、『職業としての神父」ではなく、『神の民の司牧者』であるように」と求められた。

 特に、説教について、「イエスが話されたように、教えを、人々の心に触れるように、シンプルに説くことで、み言葉は信者たちの真の栄養になるのです」と強調された。そして、自分の一つひとつの振る舞いをよく認識し、「ミサで主を記念することが、主の死と復活の神秘への参与となるように。洗礼の秘跡では新しい信者を神の民の一員として迎えるように」と話された。

 さらに、赦しの秘跡について、「常にいつくしみ深くあり、自分でさえも背負えないような重荷を信者の肩に背負わせてはなりません」と説かれ、「病者を訪問することを忘れず、病者を通して苦しむキリストご自身に触れるようにしましょう」と述べられた。そして、困難や無理解の中にあっても、喜びをもってキリストに奉仕し、常に目の前に、仕えられるためでなく、仕えるために来た『善き羊飼い』の姿を思い浮かべるようにしてください。と新司祭たちを励まされた。

 

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2017年5月10日