
カトリック教会の暦は、復活の主日の翌日に「天使の月曜日」とも呼ばれる「復活の月曜日」を記念している。
教皇世は、6日正午、バチカンの広場に集った巡礼者たちと、復活節の聖母賛歌「レジーナ・チェリ(アレルヤの祈り)」を唱えられた。
集いの説教で、教皇は同日の福音朗読箇所(マタイ28章8-15節)に、復活されたイエスと出会った婦人たち(9-11節)と、祭司長たちから買収された墓の見張りの番兵たち(11-14節)の物語の対比を見つめられた。
そして、教皇は、「最初の物語は、キリストの死に対する勝利を、二番目は、死はいつでも勝利することを告げています」とされ、「同じ『空の墓』から、一つは新たな永遠の命、他方は確実で決定的な死という、二つの異なる解釈が湧き出ています」と述べられた。
そして、「真実の話は、今日でいう『フェイクニュース』、すなわち嘘やほのめかし、根拠のない非難によって、しばしば覆い隠されることがあります… しかし、そのような障害を前にしても、真実は隠されたままでいることはなく、むしろ、生き生きと輝いて私たちに現れ、最も深い闇をも照らします」と強調。
「実際、イエスが墓に行った婦人たちに言われた『恐れることはない。行って、告げなさい」(28章11節)と、いう言葉は、今日、私たちにも向けられているのです」と語られた。
さらに「この福音が、特に、歴史を歪め、良心を惑わす悪に虐げられている人々に届くことが、いかに重要な事でしょう」と述べ、戦争に苦しむ人々、信仰のために迫害されているキリスト教徒、教育の機会を奪われている子どもたちに思いを向けられた。
「言葉と行いによってキリストの復活を告げることは、暴力に覆われてきた希望に、新たな声を与えることを意味します」と述べられた教皇は、「福音が世界に宣べ伝えられる時、それはあらゆる時代のあらゆる闇を照らし出すのです」と説かれた。
教皇は、この集いで、昨年の復活の月曜日に帰天された前教皇フランシスコを、特別な愛情を込めてしのばれ、「故教皇の信仰と愛の偉大な証しを思い起こすと共に、私たちがより輝ける真理の使者となることができるように」と知恵の座である聖母マリアに祈られた。
(編集「カトリック・あい」)