
(2026.2.8 Vatican News Olivier Bonnel and Valerio Palombaro)
教皇レオ14世は8日の正午の祈りに続けて、ナイジェリアで数十人の命を奪った一連の致命的な襲撃を取り上げ、悲しみと懸念を表明。信者たちに犠牲者と家族のために祈るよう求められるとともに、同国の治安当局に「全ての市民の安全と生命の確保に断固として取り組み続けること」を求められた。
2月3日夜、同国中西部のウォロ村で少なくとも160人が殺害されているが、さらに、カドゥナ州の4つの村で過去3日間に発生した襲撃では、少なくとも51人が拉致され、6人が殺害された。AFP通信が引用したナイジェリア治安当局の情報によれば、襲撃はカドゥナ州南部、キリスト教徒が多数を占める地域で発生した。同地域では1月に180人以上が拉致されたが、ここ数日で解放されていた。
武装集団がカジュル地方政府管轄区域で、司祭を含む11人を拉致し、さらに3人を殺害した。カファンチャン大司教区は、カジュル地区カルクにある聖三位一体教会の主任司祭ナサニエル・アスウェイ神父が拉致された事実を確認した。大司教区の声明によれば、襲撃は土曜未明3時頃に司祭宅で発生し、3名の死亡者も出た。目撃者はこれを「テロリスト集団による襲撃」と表現している。
ボコ・ハラムなどのジハード主義組織による襲撃から武装集団による襲撃まで、暴力の急増を受けて、連邦政府はボラ・ティヌブ大統領の命令によりカイアマ地区に陸軍大隊を派遣した。
教皇は、この正午の祈りで、ナイジェリアに加え、人身売買の被害者、そしてスペイン、モロッコ、ポルトガル、シチリアで洪水や土砂崩れの影響を受けた人々のためにも祈りを捧げた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)