・司祭の殺害、教会施設の略奪続くシエラレオネで、カトリック司教団、治安当局に安全確保求める

Sierra Leone attack on the Church, the cleargy and Church institutions

(2026.2.6  Vatican News   Sr. Christine Masivo, CPS)

    バチカン通信Fidesが6日報じたところによると、シエラレオネの司教団が先の同国でのカトリック司祭襲撃事件を受けて声明を出し、「私たちカトリック司教団は、司祭・修道者に対する一連の襲撃及び管区内の宣教施設略奪を断固として非難する」とし、治安当局に安全確保を強く求めた。

 同国では、2002年に内戦が終結した後も、強盗、殺人などの犯罪や政治的なデモなど暴徒化のリスクが高い状態が続いている。

 教会関係では、2025年1月27日、アッパー・バンバラ州ペンデンブにある聖母被昇天教会の司祭館で、ジェームズ・ジョシュア・ジャムリ神父が襲われ、手、頭、両膝に負傷した。加害者は逮捕され、警察の拘置中。

 また同年8月30日夜、ケネマの無原罪の御宿り教会の司祭、オーガスティン・ダウダ・アマドゥ神父が殺害され、シエラレオネのカトリック共同体に衝撃を与えた。

 これまでにアマドゥ神父殺害に関連して6人が逮捕された。被告らは、神父を殺害した司祭館から350ドル相当のノートパソコンと現金5,000シエラレオネ・レオンを盗んだ。

 司教団は声明で、チネドゥ神父殺害とジャミル神父襲撃から半年が経過した現在も、教会の宣教拠点や資産を狙った窃盗・強盗が増えている、とし、「これらの事件により、特に脆弱な立場にある者や貧しい人々を中心に、地域社会は不可欠なサービスを奪われている」と指摘。

 「武装強盗、住居侵入、宣教施設略奪によってトラウマを負った司祭、修道者、信徒たちとの揺るぎない連帯」を再確認し、「もうたくさんだ!」と訴えた。

 そして、声明の結びで、司教団は治安当局と警察に対し、さらなる暴力の防止とシエラレオネ全土における聖職者、修道共同体、教会機関の安全確保に向けた具体的な措置を講じるよう強く訴えた。

 

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2026年2月7日