
(2025.12.2 Vatican News Devin Watkins)
2日のベイルート・ウォーターフロントでのミサの後に、教皇レオ14世は、レバノンと中東の平和を訴え、不安定と苦難に直面するレバノンの信徒たちに勇気を持ち続けるよう促すアピールを出された。
アピールで教皇は、希望の巡礼者としてレバノンを訪れたことを振り返られ、「不安定と戦争と苦しみに刻まれたこの愛すべき土地」に平和の賜物がもたらされるよう祈られた。
「レバントのキリスト教徒よ、平和への努力の成果が遅々として現れない時、私はあなたがたを、来たるべき主へと視線を向けるよう招きます!希望と勇気をもって主を見上げ、共存と友愛と平和の道へ皆を招きます」と訴えられた。
そして、信徒たちに「平和の創造者、平和の伝達者、平和の証人」となるよう促され、「中東が求めるのは、復讐と暴力の思考をリセットし、分断を乗り越え和解と平和を築く新たなアプローチです」と指摘。
「戦争という恐怖の中での相互敵意と破壊の道は、あまりにも長く歩まれてきました。その結果が、今や誰の目にも明らかです… 方向転換が必要です。平和のために心を教育せねばなりません」と強調された。
続いて、中東と戦争によって苦しむ全ての人々のために祈りを捧げられ、また、「ギニアビサウにおける現在の政治的紛争が平和的に解決されるよう、希望に満ちた祈りも捧げます… 香港の火災の犠牲者とその愛する家族も忘れません」とされた。
特にレバノンのために祈り、国際社会と政治家に対し、「戦争と暴力に裂かれたあらゆる場所で対話と和解を促進するため、あらゆる努力を惜しまぬように」と呼びかけられた。
アピールの最後に、教皇は、この地域のキリスト教徒に対し、「困難に直面しても、勇気を保ち続ける」よう促され、「レバントのキリスト教徒たちよ、あらゆる意味でこの地の市民であるあなたがたに、繰り返します。勇気を持ちなさい!」と激励。「全世界の教会が愛情と敬意をもって君たちを見つめている。聖母マリア、ハリッサの聖母が常に君たちを守ってくださいますように」と祈られた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)