(2025.9.30 Vatican News Devin Watkins)
教皇の夏の離宮、カステル・ガンドルフォで開かれる「気候正義への希望を高める」会議に出席した米俳優で元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツネッガー氏がVatican Newsのインタビューに応じ、14億人のカトリック信徒に及ぶ教会の広範な影響力について「地球という共通の家を癒すための集合的な可能性を秘めています」と語った。
「気候正義への希望を高める」会議は、教皇フランシスコの環境回勅『ラウダート・シ』発表10周年を記念して10月1日から3日にかけて開かれているもので、1000人以上の宗教指導者、気候専門家、政治指導者が参加している。
シュワルツェネッガーはインタビューで、環境保護のために政府と草の根活動家を結束させる自身の取り組みについて「神は私に、この問題を伝える才能をお与えになりました。私は意志を持ち、現実を見据え、この世界をより良くするために全力を尽くします」と述べ、「世界中の20万の教区に所属する40万人の司祭たちは、(環境保護についての適切な)教育を受けさえすれば、変化をもたらす”途方もない力”になります」を強調した。
続けて、「世界で初のカーボンニュートラル国家となる」というバチカンの取り組みを称賛し、「言葉だけでなく、実際に行動に移す者こそが、真の行動派ヒーローです」とするとともに、「環境運動において政府は非常に重要です… しかし政府だけでは成し得ない。全ての人の参加が必要です。『環境保護法は経済を損ない、その狙いは実現不可能だ』と主張する反対派の声に惑わされてはなりません」と訴えた。
そして、「カリフォルニア州は最も厳しい環境法を有しながら経済が急成長しており、独立国なら世界第4位の経済規模になっている… 明確なビジョンと目標があれば、実現できるのです」とし、「だが希望だけを追うのは良い戦略ではありません。必要なのは計画を持つことです」とも語った。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)