Palestinians fleeing Gaza City (AFP or licensors)
(2025.9.21 Vatican News Christopher Wells)
教皇レオ14世は21日の正午の祈りで、ガザ地区の住民支援に尽力する様々なカトリックの団体、聖地全域の教会を率いる司祭たちに対し、「苦難の地で苦しむ兄弟姉妹に寄り添う皆さんの取り組みと教会全体の数多くの活動に感謝します」とされ、改めて「暴力、強制追放、復讐に基づく未来などありえません!」と強く訴えられた。
教皇はこれまで一貫してガザ地区の平和を訴えておられる。先週の正午の祈りでも、「ガザのパレスチナ人に対し、恐怖の中で生き続け、再び自らの土地から追いやられ、耐え難い状況で生き延びざるを得ない状況にあること」にの深い同情」を示しておられた。
21日の正午の祈りで教皇は、「『殺してはならない』と命じられた全能の主」の呼びかけを受けた『全人類』が証しを立てるよう訴えつつ、教皇は「すべての人間には侵すべからざる尊厳があり、それは尊重され守られねばなりません」と言明。
さらに「停戦、人質の解放、交渉による外交的解決、国際人道法の完全な尊重」を改めて訴え、最後に「平和と正義の夜明けが早く訪れるよう」共に祈るよう、世界の人々に呼びかけられた。
イスラエル軍によるガザ市及びガザ地区全域への攻撃が激しさと加える中で、ガザ保健当局によると、20日にも、少なくとも60人のパレスチナ人が死亡した。イスラエル軍は、ガザ市内の高層ビルを破壊し、地下坑道や仕掛け爆弾が仕掛けられた構造物の解体を進めている。
ロイター通信によれば、イスラエル軍は同市東部郊外を掌握し、さらなる領土拡大により市内中心部と西部への進軍を図っているという。
イスラエル政府は「今月初め以降、約50万人がガザ市を離れている」と主張しているが、ガザを支配するハマスは「30万人しか避難しておらず、90万人以上が依然として残留している」と述べている。これにはハマスや他のパレスチナ組織に拘束されているイスラエル人人質(50人未満)も含まれる。
ハマスによるイスラエル南部への攻撃(約1200人、主に民間人が死亡、約250人の民間人・兵士が人質に取られた)をきっかけに、イスラエルがガザ侵攻を開始してから2年間で、6万5千人以上のパレスチナ人が死亡している。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)