Women carry food distributed by the UN’s World Food Programme, Cabo Delgado (AFP or licensors)
(2025.8.24 バチカン放送)
教皇レオ14世は、8月24日の正午の祈りで、イスラム武装勢力による襲撃が8年近く続き、人道危機が深刻化するモザンビーク北部カボ・デルガド州の住民に連帯を示され、同国の指導者たちに安全と平和のための努力を願われた。
カボ・デルガド州では、2017年以降、イスラム過激派の非政府武装勢力による襲撃が続き、6000人以上が死亡。民家や、公共施設、社会基盤は破壊され、避難民は一時期、100万人を超えた。
数週間前にも、チウレ郡で武装集団による攻撃が起きているが、地域社会と住民が日常的に経験している困難と恐怖、避難民の人道危機は、国際社会の中で忘れられた悲劇となっている。
このような状況を憂慮された教皇は、不安定な治安と暴力のために死者と避難民を出し続けているカボ・デルガド州の住民に精神的な寄り添いを表明。これらの兄弟姉妹たちを忘れることがないようにと信者らに願われると共に、住民のために祈るように招かれた。そして、教皇は同国の責任者たちに、この地域に安全と平和を取り戻すための努力を期待された。
(2025.8.24 Vatican Neews ネイサン・モーリー)
モザンビーク北部カボ・デルガド州では、新たなテロ攻撃の波により、最近数週間で5万人以上が避難を余儀なくされ、既に深刻な人道危機をさらに悪化させている。
国境なき医師団(MSF)によると、子供、妊娠中の女性、高齢者を含む家族全員が自宅を離れ、数日間かけて仮設キャンプを目指す旅を続けている。残留すれば命の危険にさらされるため、多くの人々が避難を余儀なくされているが、避難後も食料、住居、医療へのアクセスに深刻な課題に直面している。
かつて天然ガス埋蔵量とルビー鉱山で知られていたカボ・デルガドは、過酷な反乱の震源地となっている。2017年以来、イスラム国と関連するイスラム過激派が地域全体で攻撃を仕掛けている。5,000人以上が死亡し、100万人以上が避難を余儀なくされている。アル・シャバブと関連する武装勢力は民間人を標的とし続けており、子供たちが拉致され兵士として洗脳される事例が増加している。
継続的な暴力により医療サービスが縮小され、医療従事者や被災地域の住民の移動が制限されている。今週、MSFは医療従事者と医療施設の保護を求め、避難民を受け入れている地域での協調的な人道支援を緊急に要請した。