
(2025.8.16 Vatican News Nathan Morley )
国連人権高等弁務官事務所は15日、5月下旬以来、ガザで緊急救援物資を入手しようとしていたパレスチナ人のうち少なくとも1760人が死亡した、と発表した。
1760人の死者の内訳は、ガザ人道支援財団の配給拠点付近で994人、援助物資輸送ルート沿いで766人。大半はイスラエル軍によって射殺された。この数字は、8月1日に発表された死者数1373人から大幅に増えている。
ガザの民間防衛当局は15日、イスラエルの空爆で23人が死亡し、そのうち12人は援助を待っていたとしている。
空爆は、イスラエルがガザ市と周辺の難民キャンプを標的とした新たな攻撃を準備する中、民間人を強制的に追放するとの非難を受けて国際的な非難が高まる中で行われた。
住民は、最近数日で空爆が激化した、と訴えており、ハマスは、これを「攻撃的な」地上侵攻と非難している。
国連の援助専門家は、5か月間の封鎖で食料と援助が遮断されているガザ全域で飢饉の深刻化を警告している。
封鎖が開始された3月2日以来、栄養失調と飢餓による死亡が急増。ガザの保健当局は14日、こらまでに死者は239人(うち106人は子供)に達した、と発表した。また、過去24時間でイスラエルの空爆で54人が死亡し、10月7日以降の死者は6万1776人(大半は女性と子供)に上った、と報告したが、独立機関の推計によると、実際の犠牲者はさらに多く、負傷者は15万4000人を超え、数千人が行方不明または瓦礫の下に埋もれていると推定している。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)