・バチカン・シノドス事務局が2028年教会会議に向けた”シノドスの道”の実施段階の指針を発表

(2025.7.7 Vatican News   Christopher Wells)

 バチカンのシノドス事務局が7日、「Pathways for the Implementation of the Synod:2025₋2028(シノドスの実施のための道筋:2025年から2028年)」と題する文書を、教皇レオ14世の承認を受けて発表した。

 前教皇フランシスコは、2020年10月に、司教、司祭・修道者、一般信徒が耳を傾け合い、共に歩む教会とすることを狙いに”シノドスの道”の歩みを始められた。そして小教区、司教区、司教協議会、世界の地域の対話を経て、一昨年、昨年の二度の世界代表司教会議(シノドス)総会での討議をもとに、それまでの成果として最終文書がまとめられたが、前教皇は、さらに女性の助祭叙階の是非など課題として残されたものについて判断するための「Ecclesial Assembly(教会会議)」を2028年10月に開くよう指示されていた。

 シノドス事務局が7日発表した文書は、全世界の教会に対して、2028年10月に向けて”シノドスの道”を「共に歩むことを容易にするための共通の枠組み」を提供し、「対話」を促すのが狙い。

 文書は冒頭で、シノドス事務局長のマルコ・グレック枢機卿が「シノダリティ(共働性)は、教会の使命に仕えるもの… この使命の緊急性が、私たちをシノドスの実施へと駆り立てる。これは、すべての洗礼を受けた者が責任を共有する任務だ」と指摘。文書を準備した同事務局はその狙いとして、「世界の現地の教会の人々の声に耳を傾け、その努力を支援し、何よりも教会間の対話と贈り物の交換を活性化するのに貢献する」ことを挙げている。

 そして、本文は、実施段階とその目的の説明から始まり、実施段階の参加者、その任務と責任を説明し、昨年10月のシノドス総会で発表された『最終文書』との関わり方を提案し、この段階のシノドスの道の歩みの主要な指針となる文書との関わり方を示ししている。また、実施段階において「私たちの道を形作るのに役立つ方法とツール」に関する助言を提供している。

 グレック事務局長は、「私たちはこの文書で、これらの道筋を、シノドスの旅の主体をなす『神の民』全体に、特に司教と(東方教会の)大主教、シノドスチームのメンバー、実施段階に様々な形で関与するすべての人々にに伝える。文書の目的は、人々に私たちが支援していることを感じてもらい、”シノドスの道”の歩み全体を特徴づけて来た『対話』を継続することにあります」と説明している。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2025年7月8日