Bishop Nikolaj Dubinin, Auxiliary Bishop of the Archdiocese of the Mother of God in Moscow, in the studios of Vatican News
(2025.5.22 Vatican News Federico Piana)
モスクワの神の母大司教区補佐司教ニコライ・ジェンナデビッチ・ドゥビニン司教が22日、Vatican News の取材に応じ、教皇レオ14世が教皇選出の8日夜、聖ペトロ大聖堂のバルコニーからの第一声で、 「武装解除された平和 」を呼びかけたことが、ロシアの教会と多くの人々の心を強く打った、と語った。
ドゥビニン司教は「武装解除された平和を求める新教皇の訴えは、シンプルでありながら人々の心に訴えるもので、その後の説教でも繰り返された。それが希望を生んだのです」と指摘。多くのロシア人が教皇の強調した「一致」を高く評価していると述べた。
「教皇は、教皇職の開始を記念するミサにおける説教で、この言葉を8回も繰り返された。教会だけでなく、社会全体にとって重要な勧告でした」。
ドゥビニン司教によると、新教皇が説教で示された「対話、連帯、宣教の熱意」も、多くの人の心に即座に響いた。「それらは教皇フランシスコの教えを継承するもので、私たちに大きな慰めと新たな原動力を与えてくれました… 長い試練を受け、敵対行為の完全な停止のために絶え間なく祈り続ける現地教会の傷を癒す”塗り薬”です」と語った。
また司教は、ロシア教会が党派的な分裂の上にとどまろうとするのは、まさに 「多様な国籍、文化的背景、視点 」を例証しているから、とし、「このような状況の中で、教会は人々のすべての痛みと苦しみを分かち合っている… 私たちは、出来事を直接変えることができないという無力さを深く感じつつ、聖霊に導かれた教皇レオ14世の行動を信頼しています」と強調。
新教皇が選出された時、ロシアの人々の多くは、教会から遠く離れた人々でさえも、すぐに良い印象を与えたこの人物に驚きと賞賛を示した。「多くの人が私に言いました—『若々しく、エネルギッシュで、深い人柄の教皇を見て、彼らは積極的に驚いた』と。彼は、他の人々の心も開くことのできる、開かれた心を持った人物として受け止められています。それは、私たちの社会におけるあらゆる恐れを克服するために必要なことなのです」と指摘した。
司教は、サルス・ポプリ・ロマーニのイコンのコピーがロシア全土のカトリック小教区を巡礼している、とし、「聖母像は、多くの信徒が聖年祭の巡礼者としてローマに来ることができないことを考慮し、司教たちが慰めのしるしを求めた後、教皇フランシスコが私たちに与えたいと望まれた贈り物です。聖年の終わりに、イコンはモスクワの大聖堂に安置されます」と説明した。
また、宗教間対話に関連して、イスラム教徒のグループが、友愛と社会的友情に捧げられた教皇フランシスコの回勅『Fratelli tutti(兄弟の皆さん)』を翻訳したことを挙げ、「私たちがこの回勅のロシア語訳を準備していた時、イスラム教徒が私たちよりも先に翻訳していたことを喜びと驚きをもって知りました。彼らはそれを印刷し、私たちは一緒にそれを発表した。回勅のメッセージが真に全人類に向けられたものであることをイスラム教徒が認識したからです」と述べた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)