・教皇フランシスコの葬儀ミサに12か国の君主、55か国の元首など130か国、国際機関の代表団が参加

(2025.4.25 Vatican News   Jean Charles Putzolu)

 教皇フランシスコの葬儀ミサは26日午前10時(日本時間同日午後5時)から聖ペトロ広場で始まる。枢機卿団長のレ枢機卿の司式で行われ、ミサ後に棺がサン・マリア大聖堂に移され、そこで埋葬が行われる。葬儀ミサは世界中に放送され、バチカン・メディアのフェイスブック、YouTubeチャンネルでも、ウェブサイトvaticannews.va/jaで英語の解説付きで配信される。

 葬儀ミサには、約250人の枢機卿、多数の司教、司祭、修道者の兄弟姉妹が参列。また世界中の12か国の君主、55か国の国家元首、14か国の政府首脳、その他の高官を含む少なくとも130カ国と国際機関からの代表団が参加する予定だ。取材のために全世界か4000人以上の報道関係者がバチカンに許可を求めている。

 

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 前日25日の夜に封印された故教皇の木と亜鉛の棺は、聖ペトロ大聖堂の前庭である聖ペトロ広場に設けられた祭壇のすぐ前に置かれる。棺の前には、あらゆる地理的、社会的、政治的、文化的背景を持つ数十万人とも予想される大勢の人々が最後の敬意を表する。この多様な群衆は、フランシスコがたゆまず繰り返したように、「すべての人、すべての人、すべての人」を歓迎する教会を象徴している。

 Ordo Exsequiarum Romani Pontificisに規定されているように、葬儀ミサは、5月4日(日)まで連日、聖ペトロ大聖堂で行われる9つのミサの最初のものとなる。枢機卿と総主教とは、典礼服の紫色と白いダマスク織のミトラで司教と区別されるが、司教は白無地のミトラをかぶる。

 ミサでは、使徒言行録、聖パウロのファリサイ人への手紙、ヨハネによる福音書が朗読される。枢機卿団長が準備した説教に続き、フランス語、アラビア語、ポルトガル語、ポーランド語、ドイツ語、中国語による信者の祈りが捧げられ、その後、聖体礼儀、聖体拝領、終礼が行われる。ミサにはシスティナ礼拝堂の聖歌隊が参加し、フランシスコのために最後にもう一度歌う。

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 葬儀ミサが終わると、故教皇の遺言に従い、棺は聖マリア大聖堂へと運ばれる。葬列は、ローマの通りを約4キロ、ゆっくりとしたペースで進む。故教皇は教皇職についておられた間に47回に及ぶ使徒的訪問をされたが、その前後に、また最近では2月にジェメッリ病院に入院され、3月に退院された時にも、同大聖堂の聖母マリアのイコンの前で祈りを捧げられた。

 システィナ礼拝堂の聖歌隊が賛美歌と詩編を交互に歌う中、聖マリア大聖堂に到着した棺は、故教皇の心の中に常に特別な位置を占めていた貧しい人々や疎外された人々のグループ「最後の者たち」に迎えられる。 棺が聖マリア大聖堂の祭壇に運ばれる前に、彼らが最後の賛辞を贈る。埋葬は非公開で行われる。

 カメルレンゴのケヴィン・ファレル枢機卿が、教皇庁、最高教皇典礼祭儀局、リベリア支部の印とともに、教皇の棺に印を押す。そして、同大聖堂の墓に安置され、聖水が振りかけられる。レジナ・チェリの祈りの後、公証人が埋葬を確認する公式文書を作成し、参列者に読み上げる。同文書には、カメルレンゴ、教皇庁執政官、教皇庁典礼祝典司式者、そして最後に公証人が署名し、午後2時頃に終了する予定だ。

(編集「カトリック・あい」)

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2025年4月26日