
(2025.2.10 バチカン放送)
教皇フランシスコは10日、国際農業開発基金(IFAD)が10,11両日ローマで開催したにメッセージをおくられた。
「先住民族の自主決定権:食糧上の安全保障と主権への道のり」をテーマにしたフォーラムへのメッセージで、教皇は、「このテーマは先住民族とその古くから伝えられてきた遺産を人類家族を豊かにするものとして認識するように私たちを招いています」とされ、「先住民族とその伝統遺産は、複雑な挑戦と少なからぬ緊張を帯びた現代に、希望の地平を切り開くもの」と述べられた。
さらに、「先住民族の独自の文化とアイデンティティーを守りぬく権利を擁護することは、先住民族の人々の社会貢献の価値を認め、その存在と、その生活に不可欠な天然資源を保護する必要につながります」と指摘。
また、さらなる脅威として、多国籍企業や大口投資家、国家による耕作可能な土地の収奪の拡大を挙げ、「これらの行為は、尊厳ある生活を営むべき共同体の権利を脅かし、害をもたらすもの」と警告。 教皇は、「土地、水、食料は単なる商品ではなく、人々の生活、人と自然の絆の基盤そのもの」と強調され、「先住民族の権利を擁護することは、正義の問題であるのみならず、すべての人にとって持続可能な未来を保証することでもあります」と語られた。
最後に、「会議の実りが各国の指導者に適切な対応を促すことに役立ち、人類家族が誰一人排除され、取り残されることなく、皆が共通善の追求のために一致して歩めるように」と神に祈られた。