教皇、女性助祭職の検討委を設立

(2016.8.3 CRUX) 教皇庁は8月2日、「女性の助祭職について検討する委員会」を設置すると発表した。委員会は米国、ドイツ、イタリア、スペインの男性7人、女性6人の学者、聖職者で構成し、委員長には教理省次官のルイス・フランシスコ・ラダリア・フェレール大司教が就く。委員の中には、米紙『ナショナル・カトリック・レポーター』のコラムニストで、女性と助祭に関する著作もあるリス・ザガノ女史など女性の助祭職に前向きな意見をもつ女性も2人はいっており、女性助祭導入を支持する関係者の間に具体的な成果を期待する声が出ている。

カトリック教会内部では司祭に次ぐ助祭に女性がなることの是非の議論が高まっており、5月初めに教皇フランシスコが世界の女子修道会代表と会談した際に、正式にこの問題に関して調査する機関を設けることを約束していた。教皇はまた「教会の意思決定に女性の声をもっと聞く必要があり、わたしたち男性と異なる考え方をする女性の意見を聞かずに、適切な決定をくだすことはできない」との考え方を表明していたが、7月に、教皇庁の副報道官に初の女性を任命するなど、すでに実際の行動に移している。

*CRUXは米国の有力日刊紙「ボストン・グローブ」が創刊し、現在はKnights of Colombus など米国のカトリック団体・個人の支援を受けて発行しているカトリック専門のインターネット・マガジンです。バチカンや世界のカトリック教会の事情に精通した執筆者をそろえ、公正、的確な報道で高い評価をえています。「カトリック・あい」は、発行者から許可を受け、CRUX掲載記事の日本語への翻訳・転載を随時行います

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2016年9月15日