(2016.8.21 バチカン放送) 8月20日、トルコで結婚披露宴の最中に起こったテロ事件は50人の死者と94人の負傷者を出した。日曜正午聖ペトロ広場でのアンジェラスの祈りの際に教皇フランシスコはあらゆる暴力行為を非難するとともに犠牲者たちのために祈り、その家族や関係者たちに心の痛みと連帯を伝えた。:
今日のミサの福音朗読で、キリストは救いについての考察を促しています。ルカ福音史家はイエスはエルサレムに向かう旅の途中であったと記しています。そこで一人の人がイエスに救われる人は少ないのでしょうかと尋ねます。イエスはこの質問には直接にこたえることはせず、観点を別の方向に向けます。
「狭い門から入るよう努力しなさい。多くの人々がそこから入ろうとしますが入れないのです」と答えます。イエスは門の象徴を使用することによってわたしたちに救われる人々の数を問題にするのではなく、皆がどの道を通して救いに到れるのかを理解するよう導かれるのです。数は問題ではありません。門を通って進みなさいと言われます。しかしこの門は一体どこにあるのですか。どんな門ですか。誰がこの門なのですか。イエス自身が救いに到る門です。ヨハネによる福音の中でイエス自身が「わたしは門である」と言っています。イエスこそがわたしたちを救いに導くのです。
しかし同時にこの門は狭いと言われます。何故狭いのでしょうか。それはわたしたちが傲慢心や欺瞞さらに,様々な欲望で膨れ上がっていては通り抜けることが出来ないからです。神以外の全てから解放されスリムになっていなければ通り抜けられないほど狭い門なのです。自分自身が罪人であり神の赦しと慈しみが必要であるとの自覚を持って,自分自身を脱ぎ捨て身軽になった時始めて、通り抜けることが出来るのです。しかもこの救いの門は誰のためにも大きく開かれています。神のいつくしみの門は全ての人々のためにいつも開かれているのです。このことを決して忘れないようにしましょう。自分自身を捨て去り身軽になって喜んでこの門をくぐり神の愛の世界に入りましょう。
親愛なる兄弟姉妹の皆さん、昨日愛するトルコでまたテロ事件が起こったと知らされました。大変悲しいことです。多くの犠牲者たちが出ました。全ての犠牲者またそのご家族や関係者たちのために祈りましょう。神がいち早く平和をもたらしてくださいますように」。